ROAD TO UFC決勝日本時間4日開催 原口伸「凶暴な部分見せたい」ブレずにレスリング軸

ROAD TO UFCライト級決勝に臨む原口伸((C)Zuffa LLC/UFC)

MMA(総合格闘技)世界最高峰UFCとの契約をかけた「ROAD TO UFC」決勝が3日(日本時間4日)、米ネバダ州ラスベガスで行われる。

日本人ではライト級の原口伸(25)がUFCで戦った経験のあるロン・チュー(中国)と、フライ級の鶴屋怜(21)はジー・ニウシュイエ(中国)とそれぞれ戦う。

鹿児島出身の原口は樟南高を経て国士大に進学。大学時代の19年にレスリング全日本選手権70キロ級で優勝した経験を持つ。

「スタイル的にもレスリングを前面に押し出して戦いたいので、(UFCを無敗で引退したレジェンド)ハビブ・ヌルマゴメドフ選手だったり、今チャンピオンのイスラム・マカチェフ選手は参考にしてます」。そんな原口は、チューとの決勝での戦い方について「(相手は)打撃が強い選手。自分がそれをくぐってタックルし、得意のレスリングに持ち込む展開になる」と自信を持って話した。

原口はライト級(150ポンド=70・3キロ)の決勝に臨むが「正直、骨格的にもフェザー(65・77キロ)とか、本気出せばバンタム(61・3キロ)に落とせると思うんです」。将来的にはフェザー級で戦いたい気持ちも持っている。だが「アジアのライト級に勝てなかったら、世界のフェザー級でも勝てない」という高い意識で今回のトーナメントに参加している。

原口は協栄ジムでボクシングの練習も行っている。ただ「打撃が出来ると勘違いしちゃって、打ち合いで効かされた時もあったんで。レスリングという軸は絶対変えずに、そこから付け足すくらいの気持ちで打撃はやってます」と、あくまで軸はレスリングだと強調する。

協栄ジムでは、RIZINで活躍する斎藤裕も指導を受けている大橋忠幸トレーナーと話し合いながら打撃を練習しているが、あくまで「組み」につなげる打撃だという。「最終的に組めるボクシング技術を教わっています。大橋さんから教えてもらっているのは、打撃で距離を詰めて、詰めて、そこから下(タックル)みたいな。詰める時は一気に詰めるし、カウンターで返されると思ったら下がる練習とかをやっています」と説明する。

決戦へ向け、最後に原口は「自分はレスリングを生かした戦い方なんですけど、パウンドとか野性的な戦い方が自分の中の魅力だと思ってるんで、自分の中の凶暴な部分を見せられたらと思います」と、持ち前の凶暴性を解き放つと宣言した。