前王者の小林豪己が王座返り咲き「一輝やったぞ!」亡くなった同門の穴口さんに捧げるベルト奪取

WBOアジア・パシフィック・ミニマム級王座決定戦の前日計量をクリアした小林(左)と金谷(2024年2月2日撮影)

<プロボクシング:第11回WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT>◇3日◇東京・後楽園ホール

前WBOアジア・パシフィック・ミニマム級王者小林豪己(25=真正)が王座返り咲きに成功した。

日本同級4位金谷勇利(27=金子)と同級王座決定戦に臨み、計3度のダウンを奪って3回2分27秒、TKO勝ち。相生学院高時代の先輩となる金谷に対し、2回に左フックでダウンを奪取。3回には右ストレート、最後は右フックで3度目のダウンを奪ってベルトを取り戻した。

小林は「ベルトが取れた、勝てたことがひと安心。「スパーリングとかやったことないが、スパーリングの感覚でリングに立ちました」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。昨年8月、ジェイク・アンパロ(フィリピン)との2度目防衛戦で1回に2度ダウンを許し、判定負けを喫して王座陥落。約6カ月ぶりの再起戦が、王座返り咲きの好機を生かした勝利となった。

2日に同門の後輩となる元日本ランカー穴口一輝さんが亡くなった。ジムワークに人一倍取り組む姿勢を認めていた穴口さんの死去を受け、小林は「もう正直、昨日の今日。今の自分には何も言えないですが、一輝にやったぞ! と言いたい。まずは試合1つ1つこなして、井上トレーナーと頑張っていけたら。前みたいに世界の上でもっともっと強い選手と戦えたらと思います。ボクシング続けられない時期もあったボクシング続けて良かったです。もっと上のベルトを巻くので、よろしくお願いいたします」と決意を新たにした。