<総合格闘技:ROAD TO UFC>◇3日(日本時間4日)◇米ネバダ州ラスベガス・UFC APEX
ROAD TO UFCトーナメントのライト級決勝で、原口伸(25=BRAVE)が一本負けを喫した。UFC本戦出場の経験があり、30戦目となったロン・チュー(23=中国)との5分3回に臨み、3回3分6秒、裸絞めでギブアップ。プロ8戦目にして初黒星を喫した。試合前、原口は「自分にしかできない戦い方で、UFCの物語を進めていきたい」と意気込んでいたが、勝利でUFCとの契約を手にすることができなかった。
サウスポーを基本スタイルとした原口は立ち上がりからタックルに入るとバックを取った。積極的に打撃を仕掛けるロンに対し、再びタックルに入ってテークダウンに成功。相手の強烈なワンツーを被弾すると再びタックルでサイドポジションから攻めてロンのスタミナを削った。2回にはバックハンドブロー、タックルと攻めたものの、ロンの左フック、右強打に手を焼き、右膝蹴りも浴びて鼻から出血した。
最終3回に入ると原口は積極的に打撃を展開。タックルを仕掛けたが、テークダウンしきれなかった。ケージ際に追い込まれ、右ストレート、右膝蹴りで押されるシーンも。さらに右ストレートを被弾し、マウスピースも外れた。何とかタックルで局面打開しようとしたものの、細かくパンチを顔面に打ち込まれ、背後から裸絞めでギブアップに追い込まれてしまった。
◆原口伸(はらぐち・しん)1998年(平10)11月27日、鹿児島県出身。父主宰の道場で小学3年からレスリングを開始。鹿児島・樟南高から国士舘大に進学し、20年全日本選手権でフリースタイル男子70キロ級優勝。コロナ禍で出場権の得ていた20年世界選手権が中止に。シドニー五輪レスリング代表の宮田和幸氏が主宰するBRAVEジムに入門し、21年4月から総合格闘家に転向。同9月の格闘技興行GRACHANでプロデビュー。総合格闘家原口央(あきら)は実兄。リーチは174センチ。167・6センチ、70・3キロ。