全日本プロレスは7日、今月25日京都大会で行われる世界タッグ王座戦に向けた記者会見を開催した。
会見には5度目の防衛を狙う王者組・斉藤ブラザーズ(兄ジュン、弟レイ)と、挑戦者組“ビジネスタッグ”の宮原健斗、青柳優馬が出席。ビジネスタッグというだけあって、挑戦者組2人の方向性はいまひとつ合っていなかったが、それぞれが王者組に独自の心理戦を仕掛けた。
まず宮原がなぜか週刊プロレス、週刊SPA、東京スポーツを持参。「今、斉藤ブラザーズはプロレス界のみならず、世間で話題です。各マスコミが斉藤ブラザーズに夢中です。今回の京都大会が決定して、僕もこの記事をすべて熟読し、もちろん世間で話題のTAXIめし(宮城県角田市出身の斉藤ブラザーズが、タクシーの運転手さんオススメの「安くて美味い」お店を行き当たりばったりに突撃取材するミヤギテレビOH!バンデスの人気コーナー)も拝見させていきました。相手を知れば知るほど、すっかりこの僕も斉藤ブラザーズのファンになっちゃいました」と、いつもの“オレ様キャラ”からは考えられないような低姿勢。そしてジュンとレイにサインを懇願するなど、最後まで気味の悪い「ほめ殺し」を続けた。
一方、青柳は会見の途中でサングラスをかけて、ジュンのものまねを披露。ジュンの口調で「斉藤ブラザーズは本当に、人気も実力も何もかもが全日本プロレス内で群を抜いている。こんなに悔しいことはないぞ」と話した上で、試合についての提案を行った。
「2月25日の世界タッグ選手権試合、もしお前たちが負けたら、お前たちの大好きなあんことビールを1年間、禁止とさせてもらう。そして今、斉藤ブラザーズがよく使っているDOOMという言葉があるだろ。あれも正直、気に入らねえな。だから世界タッグでこのオレが直接、斉藤ブラザーズから勝利した場合はDOOMという言葉を、会社を通して商標登録させてもらう」と話し、ビジネスタッグが勝利した場合、ジュンの好物あんこ、レイが好きなビール、そしてDOOMという言葉を斉藤ブラザーズから奪い取ると宣言した。
青柳は「逆にビジネスタッグは何かかけないのか?」と聞かれると「何もない。ノーリスク、ハイリターンだ」とでたらめな返事。「この条件で対戦を了承するのか?」と聞かれた斉藤ブラザーズは「了承はしてない。いつ了承したんだ、オレたちが」と不満げに声をそろえたが、結局「オレたちが負けるのはあり得ないからな、なんかちょっと不本意だけど」(レイ)と条件を飲んでしまった。
斉藤ブラザーズの生命線とも言えるあんこ、ビール、「DOOM」が禁じられてしまうのか。京都での大一番が注目される。