中谷潤人「両国で狙えるのはロマンある」11年前の思い出の会場で憧れの王座狙う

公開練習でシャドーボクシングをする前WBO世界スーパーフライ級王者中谷(撮影・宮地輝)

24日に東京・両国国技館でプロボクシング世界3階級制覇に挑む前WBO世界スーパーフライ級王者中谷潤人(26=M・T)が9日、相模原市の所属ジムで練習を公開した。昨年末に同王座を返上し、WBC世界バンタム級王者アレハンドロ・サンティアゴ(28=メキシコ)に挑戦する。約11年前にあこがれた世界王座と舞台に立つ。

中谷は13年4月、両国国技館でWBC世界バンタム級王者山中慎介(帝拳)が同級1位だった元WBC世界フライ級王者マルコム・ツニャカオ(フィリピン/真正)と3度目防衛戦(12回TKO勝ち)に臨んだ興行を観戦していたと明かした。「山中さんの応援団が太鼓をたたいていて、活気ある雰囲気でした」と振り返る。長谷川穗積、山中ら歴代のWBC世界バンタム級王者たちを見てきただけに「あこがれがあります。日本人の歴史があるタイトル。両国で狙えるのはロマンがあります」と強い決意を示した。

当時の興行はメインの山中-ツニャカオ戦に加え、WBC世界フライ級タイトルマッチの王者五十嵐俊幸(帝拳)-八重樫東(大橋)戦、WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチの王者ガマリエル・ディアス(メキシコ)-三浦隆司(帝拳)戦のトリプル世界戦だった。中谷が出場する興行もWBA世界同級王者井上拓真(28=大橋)が同級9位ジェルウィン・アンカハス(32=フィリピン)と初防衛戦に臨み、元世界3階級制覇王者田中恒成(28=畑中)がWBO世界スーパーフライ級王座決定戦に挑むトリプル世界戦。山中と同じサウスポーとなる中谷は巡り巡った約11年前の縁を感じてリングに立つ。

WBO世界フライ級、WBO世界スーパーフライ級の王座獲得は決定戦だった。今回は初めて王者に挑戦する立場になる。中谷は「1階級上げ、王者に挑戦する。現状では良い状態で練習に集中して調整できている。王者に挑戦させてもらうことに感謝し、しっかり勝つこと。その気持ちを持つとアグレッシブになりますし、1発でWBCバンタム級王座を獲得する覚悟をお見せしたい」と意気込んでいた。