<プロレス中継70年史 THE日テレプロレス>◇9日◇東京・後楽園ホール
メインイベントでプロレスリング・ノア清宮海斗(27)と全日本プロレス安斉勇馬(24)が激突。テレビ解説・武藤敬司氏(61)の目の前で、清宮が同氏から伝授されたシャイニング・ウィザードを決めて、安斉から3カウントを奪った。
試合は両団体の未来を背負う2人が熱い戦いを繰り広げた。安斉が果敢にエルボーをたたき込むと、清宮は「来いよ!」とさらに安斉をあおり、自らは強烈なエルボースマッシュをお返しして安斉をふらつかせた。
安斉もフロント・スープレックスを連続で決めて反撃。ジャンピング・ニーやフェースロックで清宮を痛めつけ、勝利まであと少しのところまで迫った。だが最後はプロレスラーとして一日の長がある清宮が上回った。
清宮はタイガー・スープレックス、変型タイガードライバーを立て続けに決め、最後は18分34秒、シャイニング・ウィザードで安斉を仕留めた。
試合後、清宮は安斉のことを「プロレス界の未来だと間違いなく思います」とたたえた上で「もう安斉選手とはちょっと(やらなくて)いいかなって今、思ってます」と話した。
清宮はその理由について「自分もノアでやらなくちゃいけないことがありまして、安斉選手も全日本プロレスでまだまだやらないといけないことあると思います。お互いがその位置まで行った時に、また交わる時が、プロレスだから来るんじゃないかと思ってます」と話し、次に対戦する時はお互いがトップに立った状態での頂上決戦だと強調した。
一方、安斉は「試合前から全日本の未来とか、ノアの未来とか、いろいろ言われたけど、そんなの全部取っ払って、オレは今日、今までの70年のプロレスに負けないくらい、プロレスの未来が明るいんじゃないかって証明できたと思います」と話した。
そして続けて「こんなきれいなこと言ってるけど、言いたいことは1つだけです。次やるときは必ずオレが勝つので。これからも全日本プロレス安斉勇馬に期待して、見ててください」と言うと、充実感と悔しさの入り交じった表情で去っていった。