立ち技打撃格闘技のK-1とRISE(ライズ)は2月2日に都内で記者会見し、「ABEMAプレゼンツRISEエルドラド」(3月17日、東京体育館)と「K-1ワールドMAX」(3月20日、代々木第1体育館)でそれぞれ5試合ずつ計10試合行われる両団体対抗戦の対戦カードを発表した。
注目される試合の1つが、3・17東京体育館で行われるRISEライト級(63キロ)王者・中村寛(27=BK GYM)と、K-1ワールドGP同級王者・与座優貴(26=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の、因縁の頂上決戦だ。
中村は昨年12月の試合後、リング上で「与座? たいしたことないやろ」などと発言。与座がSNSで「クビ洗って待っとけ」などと反応し、その後、オンラインでのやりとりが続いていたが、ついにリング上で決着をつけることになった。
2月2日の会見後に日刊スポーツの取材に応じた与座は「(中村戦は)位置付け的にはそんなに普段の試合と変わらないというか。ですけど、自分の実力を示すには、あっちの認知度もあるんで、おいしい相手かなと思います」と笑顔を見せた。そして、より大きな夢があることも明かした。
会見では、練習をともにしてきた武尊が、1月28日に行われたONEフライ級キックボクシング世界王座戦で王者スーパーレックに敗れたことに話が及んだ。「自分はずっと近くであの試合に臨む武尊さんの姿を見てきて。軽々しくは言えないですけど、いつかは自分がやり返したいと思ってる」と明言した。
会見後のインタビューでも改めて武尊に代わって自分がスーパーレックを倒したいという気持ちを示し、「だからこそこんなところで絶対負けられないんで。目の前の試合に全集中で絶対勝ちます」と力を込めた。
与座はONEでの武尊の試合を見た時に「いろんなものを含めて(武尊に)勝ってほしかったし、勝ってくれると思ってたんで。それと同時にやっぱり世界の厳しさというか広さというか、強さも会場で見られました」と説明。「(スーパーレックは)強いというかうまかったです。その状況によって戦略も変えられるし。それを武尊さん相手にやってるんで、やっぱりすごかったなと思います」と振り返った。
武尊との練習を通じて得たものについては「技術的にも、もちろん学ぶところ、吸収できたところはあるんですけど、それ以上にやっぱりプロ意識とか、試合に向ける覚悟とかを見させてもらった。自分もそういう選手になりたいんで。(武尊との練習は)誰でも経験できることじゃないんで、感謝しています」と話した。
中村との試合は、RISEとの対抗戦のうちの1試合。与座はK-1王者として、団体の看板を背負って戦わなければならない。「その重みも理解してますけど、やっぱりこういうことが実現したのも(THE MATCH2022で那須川天心と戦った)武尊さんがいたから」と再び感謝の言葉を口にした。そして「自分がそういう立場にやっと来られたのは純粋にうれしいですし、あとは自分が結果を出すだけかなと思います。(中村を)3ラウンド痛めつけまくって、最終的に倒せれば」と改めて必勝を誓った。