<新日本プロレス大阪大会>◇11日◇エディオンアリーナ大阪
1月末で新日本プロレスを退団したオカダ・カズチカ(36)が、フリーの立場で新日本の大阪大会に参戦し、社長の棚橋弘至(47)と一騎打ちを行った。“レインメーカーショック”ゆかりの地で、何度もその必殺技をかわされ、反撃を浴びたが、最後は16分50秒、ようやくレインメーカーをヒットさせて3カウントを奪った。オカダは試合後、号泣しながら棚橋と抱き合い、心からの感謝を伝えた。
オカダが、新日本所属としての最終戦だった1月24日後楽園大会に続き、また泣いた。思い出の大阪で、得意技レインメーカーで棚橋を葬ると、リング中央のライオンマークに頭をつけて号泣した。
バックステージで棚橋と抱き合い「ありがとうございました」と伝えると、「12年間よくやってくれたな」とねぎらいの言葉をかけられた。自分で「泣きすぎでしょ、もういいよ。そんな泣くんだったら、何で離れるんだって話にもなるし」というほど泣いた。それでも「自分が活躍して、また新日本を広めていけたら良いなと思います。棚橋さんの新日本プロレスの誇りになれるように、次も進んでいきたいなと思います」。うわさされる海外進出への意気込みも示した。
大阪といえば12年2月12日。米TNAでの修行を終えた24歳のオカダは髪を金色に染め、自らを「レインメーカー(カネの雨を降らせる男)」と豪語し、いきなりIWGPヘビー級のベルトに挑戦した。そして王者棚橋からベルトを奪う“レインメーカーショック”を演じた。
この日の試合では“ショック”の犠牲者でもある棚橋から意地の反撃を浴びた。レインメーカーを何度もかわされ、スリングブレイドやドラゴンスープレックスを決められた。気持ちのこもった張り手も食らった。だが最後は全力のレインメーカーで社長をマットに沈めた。オカダの日本での試合は今月23、24日の札幌大会の2試合を残すのみ。「プロレス人気の盛り上がりは、大阪の会場の盛り上がりに比例している。ダメな時はダメでいいですし、良い時はたくさん新日本プロレスを応援してほしい」。ゆかりの地のファンにお願いして会場を離れた。