【ボクシング】田中恒成が練習公開「とてもいい」24日にWBO世界スーパーフライ級王座決定戦

4階級制覇へ意気込む田中(右)と畑中会長(撮影・実藤健一)

ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王座決定戦に挑む同級1位の田中恒成(28=畑中)が12日、名古屋市内の所属ジムで練習を公開した。

同級2位クリスチャン・バカセグア(26=メキシコ)と24日に東京・両国国技館で対戦。田中にとって4階級制覇をかけて戦い、初黒星を喫した20年大みそかの井岡一翔(志成)戦以来、約3年2カ月ぶりの世界戦であらためて日本選手3人目の4階級制覇に挑む。

シャドーボクシングやミット打ちで順調な仕上がりを披露した。「(状態は)とてもいいです」。対戦相手のバカセグアについて「最初に見た時から出てきたら止まらない印象。いかに打たせないかが鍵」と語る。元世界王者の畑中清詞会長(56)は「闘牛士みたいになるんじゃないですか」と出てくる相手をさばき、最後は仕留めるマタドール(闘牛士)をイメージした。

4階級制覇を成し遂げた後に見据えるのは、バンタム級に上げての5階級制覇ではなく「先に見据えるのは統一戦ですね」。その言葉には、唯一の黒星を喫した、現WBA同級王者の井岡へのリベンジも当然のように含まれる。

「圧倒的に勝って次に進みたい。(初黒星の借りを)晴らすとかではない。あの時の敗戦は自分の中でいいものに変わっている。あらためてでもないが、井岡選手は(前回対戦後)3年たっても世界王者で居続けている。自分が1個ベルトをとって対等になるとは思わないが、(対戦したい気持ちは)あります」。

すべては4階級制覇を成し遂げてから。デビュー直後から「当たり前だった」世界王者に返り咲き、ファンにとって夢のような舞台を現実にしていく。

【実藤健一】