<プロボクシング:WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇東京・両国国技館
WBC世界バンタム級1位の中谷潤人(26=M・T)が日本男子7人目の世界3階級制覇を成し遂げた。
同級王者アレハンドロ・サンティアゴ(28=メキシコ)に挑戦し、6回TKOで破り王座獲得に成功した。WBO世界フライ級王座、WBO世界スーパーフライ級王座はいずれも決定戦。初めて王者に勝利し、世界王座を獲得した。これで井上尚弥(大橋)、田中恒成に続き、日本男子3人目の全勝での世界3階級制覇となった。
記者会見での主な一問一答は以下の通り。
-試合を振り返っていかがですか
タフな選手なのでガンガンくる。距離を徹底して、試合を組み立てていけた。最後はきれいに当たったのでよかったです。
-子どもの頃から憧れだったベルトを手にしました。
すごく感慨深い。ボクシングに出会えてよかった気持ちがあります。
-全勝での3階級制覇となりました
そこは気にしていなかった。勝つつもりでやっていた。結果としてありがたいなと受け止めたいです。
-今日は低い姿勢で構えていたように見えました
ガンガン来る選手なので上体が立つと、固くなってしまう。そこは注意深く、低くしておけば、パンチにも対応できる。そこは集中して入った。
-試合を決めた時は感情を爆発させたように見えました
素直にうれしかった。この試合がターニングポイントと思った。練習もすごくハードなトレーニングを積んできた。それもあって、喜びは今まで以上に大きかった。
-バンタム級初戦の感触はいかがですか
今までとあまり変わらない感じ。調整の段階はちょっと楽だった。試合に上がる感覚はいつも通り。当たれば倒れるという感覚がありながらリンクに上がりました。
-用意していた引き出しを全て出さなかった印象もあります
出せたものは2つあります。1つは距離のコントロール。(2つ目として)途中の6ラウンド目でテンポを上げていこう、アップライトに構えてパンチを出そうとしたことがあてはまった。手札を出すという意味では、2つの引き出しでした。
-今日は覚悟をもった試合でしたか
人それぞれ違うボクシング、色がある。見ていて楽しいプレーをするのがプロボクサーだと思う。僕が倒すところを期待してもらえているといいなと思っていた。その期待を感じていた分、結果を出せてホッとしている。
-ご自身の魅力や特徴はどう捉えていますか
あまり特徴がないというか、ここが強いというインパクトはないかもしれない。遠い、近いで対応していけるのが持ち味だと思う。どうノックアウトするのかを楽しんでもらえたら、違うボクシングの見方をしていただけるのではと思います。
-歴代の名だたる選手と比較される気持ちは
比べるというより、僕のコンテンツ、色を見てもらえたら。僕の中谷潤人のボクシングを期待していただけるのではないかと思います。それを期待してもらって、バンタム級のタイトルをとれたのはうれしいです。