プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(30=大橋)が5月6日、東京ドームでWBC世界同級1位ルイス・ネリ(29=メキシコ)との防衛戦(WBAスーパー、IBF初、WBC、WBO2度目)に臨むことが6日、正式発表された。
同日に東京ドームホテルで開催された世界戦発表会見で井上、ネリがそろって登場。2カ月後の激突に向け、早くも両者が並び立った。井上はネリが体重超過して王座剥奪された18年3月の山中慎介(帝拳)戦を会場で視察しているものの、ネリとの対面は初めてとなった。
東京ドームでのボクシング興行は90年2月の統一ヘビー級タイトルマッチとなったマイク・タイソン-ジェームス・ダグラス戦以来、実に34年ぶりの開催で、日本人がメインイベントを務めるのは史上初めて。4団体統一王者として防衛戦に臨むのも日本人初の快挙だ。井上にとって昨年12月26日のマーロン・タパレス(フィリピン)との4団体王座統一戦以来、約5カ月ぶりのリングは日本ボクシング界に新たな歴史を刻む一戦となりそうだ。
サングラス姿で登場した井上は「この試合は東京ドームで行われるタイソン以来の試合。すごくモチベーションが高い。対戦相手がルイス・ネリという強豪。気を引きしめていかなければならない。過去一仕上げなければならない。試合内容としてのすごく白熱する試合になると予想している」と決意を示した。
一方、ネリは「再び日本の地を踏むことができた。(山中慎介戦の薬物違反、体重超過などで)日本のみなさまに申し訳なかった。謝罪を申し上げる。今は節制し、集中して練習している。グレートな試合をみせたいと思う」と井上戦に向けての意識を口にした。
同興行では、WBO世界バンタム級10位武居由樹(27=大橋)が同級王者ジェーソン・モロニー(33=オーストラリア)に挑戦。WBA世界バンタム級王者井上拓真(28=大橋)が同級1位石田匠(32=井岡)との2度目防衛戦に臨む。またWBA世界フライ級王者ユーリ阿久井政悟(28=倉敷守安)が同級3位桑原拓(28=大橋)との初防衛戦を迎えることも合わせて発表された。同じ興行での4大世界戦も国内初開催。同じジム所属選手4人が同時に世界戦に臨むのも日本初となり、創立30周年を迎える大橋ジムにとってもビッグマッチとなる。