【全日本】中嶋勝彦が安斉勇馬に一瞬のスキつかれ王座陥落、このまま全日本マット去る可能性も

24歳の安斉(左)がジャーマンスープレックスで中嶋から3冠ベルトを奪った(写真提供・全日本プロレス)

<全日本:大田区大会>◇30日◇東京・大田区総合体育館

フリーとして全日本プロレスに参戦していた3冠ヘビー級王者・中嶋勝彦(36)が、まさかの王座陥落だ。

この日のメインイベント(第7試合)で行われた3冠ヘビー級王座戦で、若手のホープ安斉勇馬(24)と対戦。途中から中嶋が一方的に攻める試合展開となった。

中嶋は強烈なキックを何度も見舞い、倒れた安斉に顔面パンチをたたき込む場面もあった。さらにはスリーパーで失神寸前にまで追い込んだ。中嶋は自ら腕をほどき、中腰になった安斉に対して「全日本どうした」と怒声を浴びせ、「オラ、こいよ!」とエルボーを打たせた後に、強烈な張り手を食らわせ、再びマットにはわせた。

しかし中嶋がウインクをしてからバーティカル・スパイクでフィニッシュを狙った瞬間、安斉がそれをかわし、ジャンピングニーからのジャーマンスープレックスホールドで3カウントを奪った。24歳での3冠王座戴冠は史上最年少。あっけにとられたような中嶋は5度目の防衛に失敗した。

安斉は試合後のマイクで「全日本に3冠取り戻したぞ! 泥くさい試合かもしれないし、偶然の大金星かもしれないけど、みんなとの約束守れて良かったです」と息を切らしながら話した。

だが、さすがにネット上ではこの試合展開での安斉の戴冠にはスッキリしないという声も多く「誇張抜きで試合時間20分中、18分30秒は(中嶋が)優勢だったのに」「(安斉が)まるで歯が立たない展開でまるで処刑のような光景が続きました」「正直内容はまだまだだったと思うのですが、立場が人を変えることがあると思うので安斉選手には期待しています」「安斉が中嶋から3冠引っ剥がせばきれいに完結すると思ってたけど、こんな釈然としない感じになるとは…」などの意見もあった。

中嶋は4~5月のチャンピオン・カーニバルにもエントリーしておらず、このまま全日本マットから去る可能性も出てきた。