<プロレスリング・ノア:後楽園大会>◇31日◇東京・後楽園ホール
メインイベントのGHCヘビー級王座戦で、王者イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.(32)が28分25秒の大熱戦の末に、ムーンサルトプレスで挑戦者ジェイク・リー(35)から3カウントを奪って初防衛に成功した。
文字どおり死闘だった。ジェイクが試合前に「いまさらこの戦い方を変えようなんて思わない。ただ、ちょっとしたスパイスはどの試合にも必要だと思っていて」と話していた通り、ルチャドールの王者を相手にいきなりルチャの技であるティヘラ(ヘッドシザーズ・ホイップ)を仕掛けてファンの度肝を抜いた。
一方ワグナーは銃を構えるジェスチャーからジェイクの得意技FBS(フェイスブレイクショット=コーナーにもたれる相手に、走り込んで、振り上げた右足を顔面に叩き込む技)を決めるなど、2人のプライドが激突。中盤以降は大技の応酬で、フラフラになった2人が何度もダブルノックダウン状態でリングで大の字になった。最後はスタミナで勝ったワグナーが素早くコーナーに上ってムーンサルトプレスを決めてベルトを死守した。
ワグナーは「メキシコ人として初めてGHCヘビーのベルトを巻き、今日は私の家とも言える、由緒正しい後楽園ホールで初防衛することができた。ビバ・メヒコ、ビバ・ノア、ビバ・ハポン!」と叫んだ。
試合後、次期挑戦者に名乗りを上げる選手は出てこなかった。奇しくもこの日、いがみあっていた拳王と清宮海斗が4月11日後楽園大会で一騎打ちすることも決まった。同試合が次期挑戦者決定戦の様相を呈してきた。