【こんな人】重岡銀次朗、王者の自覚 緩んだ私生活も改めボクシング同様に几帳面さ増す

重岡銀次朗対ジェイク・アンパロ 2回、左ボディでKO勝ちし防衛した重岡銀(撮影・垰建太)

<プロボクシング:IBF世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇3月31日◇名古屋国際会議場

IBF世界ミニマム級王者・重岡銀次朗(24=ワタナベ)が「ワンパン」で2度目防衛に成功した。同級6位ジェイク・アンパロ(26=フィリピン)の挑戦を受け、2回1分15秒、KO勝ち。左ボディー一撃で決着をつけ、世界戦3連続KO勝利を飾った。試合直前に対戦相手変更のアクシデントを払拭(ふっしょく)する一撃で快勝した。WBC世界同級王者の兄優大(26=ワタナベ)は同級6位メルビン・ジェルサエム(30=フィリピン)に2度のダウンを許し、1-2の判定負け。王座陥落で兄弟同時防衛を逃した。

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頼もしい弟だ。自らの世界戦後、重岡銀はすぐに着替え、メインで兄優大の世界戦セコンドに入る姿は重岡兄弟同時興行出場時の恒例シーンとなっている。町田主計(ちから)トレーナーとともに兄にアドバイスを出す。重岡銀は「メインはやってみたいが、兄ちゃんと一緒にやる限り無理かな。俺のセコンドがないとダメなので」と苦笑する。試合前の減量も兄から頼りにされる。同階級のため「計算に弱い」という優大から「今日は何キロがいいの?」「今週は何キロに落とせばいい?」と体重管理も任されており、何事にも繊細なイメージが強い。

一方で私生活は夜更かし好きなタイプだった。昨年までは午前4時までゲームに明け暮れ、同11時起床と不規則生活だった。しかし今年に入り「世界王者なので後輩の手本に」と午前0時には就寝、朝8時起床を開始。「午前中を有効に使う素晴らしさを知った」。昨年4月の世界王座奪取から1年。緩んでいた私生活もボクシング同様、きちょうめんさが増している。【藤中栄二】