アジア最大の格闘技団体ONEチャンピオンシップは2日までに、「ONEフライデーファイツ58」(5日、タイ・ルンピニースタジアム)でONEフェザー級キックボクシング暫定世界王座決定戦に出場するマラット・グレゴリアン(32=アルメニア)のインタビューを公開した。グレゴリアンは過去1勝1敗の元王者スーパーボン(33=タイ)と3度目の戦いを行う。
-この試合に向けてどこでトレーニングを?
グレゴリアン 今はタイだよ。ここに来てずいぶんになるね。睡眠もバッチリ取れている。パタヤのフェアテックスでトレーニングしているんだ。
-この試合に一緒に連れてきた人は?
グレゴリアン コーチのニック・ヘマースと、スパーリングパートナー数人を含めて6、7人は連れてきている。今は自分の試合だけに全力を注いでいる。試合を控えている選手は誰もいないから、みんな自分の試合の準備に全集中できる。毎日、ゲームプランに沿った練習やスパーリングなど、かなりハードなトレーニングを続けているよ。
-今回のキャンプで何か変えたことは?
グレゴリアン もちろんあるよ。スーパーボンは、(1月のONE165で倒した)シティチャイとは違う選手だからね。良いゲームプランを立てている。きっとスーパーボンは気に入らないだろうけど、様子を見るしかない。
-シティチャイ戦の勝利後の感想は?
グレゴリアン シティチャイ戦では、常に「もっとやらないと」と思っていた。シティチャイは強くて賢い選手だからね。動きも良くてポイントも取れる。でも僕が相手のボディ当てた一発は見事だった。タイミングも絶妙で、シティチャイが深く息を吸った瞬間を狙えた。肋骨に直撃して、20、30秒は呼吸できなくなっていた。
-シティチャイが最大のライバルだという思いは?
グレゴリアン 彼とは何度も戦ったよ。いつもタイトル戦かスーパーファイトだった。だからこの階級で最大のライバルの1人だったね。
-シティチャイを倒したことは、スーパーボンを倒すことができるという自信に繋がる?
グレゴリアン 今は自分の試合に集中したい。スーパーボンのことは言いたくないな。言うことはない。ただ体のリカバリーと集中力を保つことだけ。前回のスーパーボン戦は準備は万全だったけど、本番で体調が万全じゃなかった。動きが鈍かった。だからスーパーボン戦のことは言わない。ただリカバリーのこととシャープな状態を保つことだけに集中している。
-タイ長期帯在の理由はそのため?
グレゴリアン 体調が万全じゃなかったから負けたわけじゃない。それを言い訳にすることはしない。でも確かにリカバリーが不十分だったのは事実。試合の動きを見れば分かる。カクカクした動きだった。だから今回はゆっくり調整する期間を取れた。きっと違う試合になるはずだ。
-スーパーボンは前回と戦い方を変えると思う?
グレゴリアン 前と同じゲームプランを取ると思うよ。前蹴りを繰り返して、膝を使ってくるくらいだろう。自分に対してできることはそれくらい。だから自分は距離を味方につけて、ポイントを確実に取ることだけに集中する。
-同じ相手と何度も戦うことで得られるものは?
グレゴリアン 最初の試合は29秒で終わったから、ほとんど戦っていない。2戦目は5ラウンドをフルに戦えた。あの時はスーパーボンの全てを見た。でも自分の動きが本当に鈍かった。あれからスーパーボンも大きく成長したし、自分も成長した。毎回違うものを見せる。ミスれば一瞬で終わる。いつも気を引き締めないといけない。
-スーパーボンの最大の脅威は?
グレゴリアン キックだけが危ない。それ以外はない。
-スーパーボンに似たスパーリングパートナーは連れてきた?
グレゴリアン そりゃそうさ。スーパーボンのスタイルに合わせた練習をしている。でも本番は違う。似た動きの選手を連れてきているが、実際の試合は2人きりの世界になる。
-前回の勝利(1回目の対戦)を踏まえ、今回はスーパーボンを倒す自信は?
グレゴリアン 人生はリスクだらけさ。今回の試合も急な話だったけどすぐに受けたよ。今年は全てをかける。勝たなきゃいけない。頭にあるのは勝利だけ。判定か、KOかは構わない。勝つことだけ。
-暫定王座をかけての試合で、モチベーションは?
グレゴリアン 自分の目標はONEのチャンピオンになること。それだけだ。だからこの試合は全てを懸けている。チャンピオンになるためには、この一戦で勝たねばならない。