アマ13冠の世界ランカー堤駿斗、元V12王者モレノ撃破に手応え 世代交代もテーマに位置づけ

公開練習でシャドーボクシングするWBC世界フェザー級8位堤駿斗

日本男子初の世界ユース選手権Vなどアマ13冠でWBC世界フェザー級8位の堤駿斗(24=志成)が元世界王者撃破に手応えを示した。17日、東京・後楽園ホールでWBA世界同級9位アンセルモ・モレノ(38=パナマ)との世界ランカー対決(同級10回戦)を控え、3日に東京・目黒の所属ジムで練習を公開。「どこかでしっかり(KO)チャンスを逃さないようにしたい。自分よりも(WBAの)世界ランキングで上の選手。1つ1つ、こういった試合に勝っていき、自分のランキングを上げていきたい。チャンスを自分から作っていくしかない。世界に向けての試合の1つ」と口元を引き締めた。

通算戦績43勝(15KO)6敗1分けと計50戦を経験している対戦相手のモレノはWBA世界バンタム級王者時代に12回防衛に成功し、同級スーパー王者としても活躍した。堤は「ベテラン選手で自分よりも経験値があり、プロリングの慣れ、対応力があると思う。それを自分が同攻略していき、試合を終えられるか。自分のイメージ力、瞬時の対応力が求められる試合。テレビで見ていた選手なので世代を超えていかないといけない」と“世代交代”もテーマに位置付けた。

特にモレノは15年9月、16年9月とWBC世界同級王者山中慎介と2度対戦している日本でもなじみのある元世界王者。堤は「昔よりも、より無駄な動きななくなり、洗練された動きをする。倒すとなるとやっかいなスタイル。作戦はあるが、モレノ選手のクセ、合わせた攻撃パターンを磨いてきた」と自信をのぞかせた。

昨年大みそかにルイス・モンシオン・ベンチャーラ(ドミニカ共和国)との世界ランカー対決を3回TKOで勝利して以来、約4カ月ぶりのリング。前回はプロ初のKO勝利を収めているが、元世界王者との対決だけに気を引き締める。「拳の当て方、急所に当てるなどKOする感覚は少しずつつかんでいる。ただベンチャーラ選手よりもモレノ選手の方が倒すのは難しい。自分の対応力が試される」と警戒した。

2月24日から1カ月間、米ラスベガスで実戦合宿を積み、名伯楽のキューバ人トレーナー、イスマエル・サラス氏(66)のジムで計60ラウンド近くのスパーリングを重ねてきた。アマチュアでは多くの経験があるものの、プロでは初めてのサウスポーとの対決。堤は「久しぶりのサウスポーなので自分の対応力、レベルアップにつながるスパーリングができた」と収穫を口にしていた。