前日本フライ級王者永田丈晶が再起2戦目で勝利し涙「この先のことは、しっかり考えたい」

再起を飾る勝利を挙げ、リング上でインタビューを受ける前日本フライ級王者永田丈晶(右)

<プロボクシング:第46弾グレイテストボクシング>◇5日◇東京・後楽園ホール

前日本フライ級王者で現同級7位の永田丈晶(26=協栄)が再起2戦目でうれし涙の勝利を挙げた。同級9位大保龍斗(29=横浜さくら)との同級8回戦に臨み、3-0(77-75、79-73×2)の判定勝利を挙げた。昨年7月、初防衛戦で飯村樹輝弥(26=角海老宝石)に敗れて王座陥落後、同12月の再起戦でルオ・チェンハオ(中国)に1-2の判定負け。大保との日本ランカー対決は背水の陣でもあった。

絶対に負けられない大保との再起2戦目を飾った永田は「あの時(昨年12月)負けて、この先どうしようかと真っ暗になった。この試合に勝つことだけを考えていた。本当に苦しい試合が続いて…。これから頑張っていきたい。この先のことは、しっかり考えたい」とうれし涙を流した。サポートをしてくれた所属ジムの瀬藤幹人会長、内田洋二トレーナーに感謝の気持ちを伝え「本当に勝てて良かった」と言葉を詰まらせた。

大保戦は永田らしく8回を通じてペースを崩さずに左ストレート、右ボディーなどを打ち込み、試合の主導権を握った。6回開始と同時に攻め込んできた大保の反撃をかわし、アッパーなどを織り交ぜて攻めきった。試合1~2カ月前まではパンチ力を上げるためにスタイルを変えていた影響で軽快な足のステップ、手数の多さという本来の持ち味が出せなくなっていたという。内田トレーナーは「長所まで消えかけて、元に戻そうとなった。残り1カ月でペース、調子が上がってきた。へこんでいた時期もあったが、本当に良く頑張ってくれた」と評価していた。

所属ジムの瀬藤会長は「5連勝から3連敗にならず、2連敗で止めてくれて良かった。上のランキングが動いてくれれば、またタイトル挑戦できると思う」と大きな期待を寄せていた。