プロボクシング東洋太平洋スーパーバンタム級王者中嶋一輝(31=大橋)が8月27日、東京・後楽園ホールで同級11位和気慎吾(36=FLARE山上)と初防衛戦に臨む。所属ジム興行フェニックスバトル120大会のメインイベントとなる。24日には東京・文京区の東京ドームシティにある「blue-ing!DISCOVER」内で同興行の記者会見が開催。和気と対面した中嶋は「絶対に勝って、次の試合に向けても頑張りたい」と意気込んだ。
今年2月、中川麦茶(ミツキ)との王座決定戦で判定勝利し、東洋太平洋王座の2階級制覇に成功して以来、約6カ月ぶりのリングとなる。世界挑戦経験ある元日本、東洋太平洋同級王者の和気との対決に向け「ベテランの選手だと思うが、これといって印象はない。一緒の階級ですが、意識したことはなかった」と平常心を貫いた。
一方、今年5月、プラティップ・チンラム(タイ)戦での2回TKO勝ちした和気は世界再挑戦へ世界ランキング復帰を掲げる。東洋太平洋王座返り咲きを世界へのステップにしたい和気は「ボクはプロで18年やってきて、最後のチャンスだと思っている。世界を狙っているので、このチャンスをもぎとって世界につなげていきたい」と、強い口調で意気込みを口にした。
またセミファイナルには日本スーパーフェザー級王者奈良井翼(24=RK蒲田)が同級2位福井貫太(30=石田)との初防衛戦に臨む。今年4月、原優奈(真正)に5回TKO勝ちし、2度目の挑戦で日本王座を獲得したばかり。奈良井は「福井選手はランキング上位。この階級でさらに上を目指すために上位ランカーを倒して次につなげたい」と気合を入れた。対する福井は「僕を選んでくれたことを感謝している。せっかく用意してもらったチャンス。チャンスはつかむだけ。1発で取りたい」と静かに燃えていた。
アンダーカードでは、日本スーパーウエルター級10位安逹陸虎(26=大橋)が同級4位小林柾貴(24=角海老宝石)との日本ランカー対決も組まれた。安逹は「小林選手は好戦的で接近戦を得意としている。日本ランク4位で自分よりも上。強い選手だと思うので勝ってすべてを奪いたい」と余裕の表情。また小林は「安逹選手はデビュー前から知っている。強い選手ですが、必ず勝ちます」と口調を強めていた。【藤中栄二】