<全日本プロレス:横浜大会>◇15日◇神奈川・横浜ラジアントホール
期待の若手、井上凌(21)が、選手会長の宮原健斗(35)に臆せず立ち向かった。
井上は芦野祥太郎とタッグを組み、宮原&MUSASHIと対戦。試合は芦野対MUSASHIで始まったが、井上の出番になると、コーナーに控えていた宮原に対して「来いよ」と直接対決を要求。井上は宮原がリングに入ると同時にキックを食らわせ、その後はエルボーの打ち合いとなった。
井上は宮原の腹に3連続で左ミドルキックをたたき込んでマットにはわせると、自らはステップを踏んで踊りながら、倒れた宮原の顔面を踏んづけた。
だがその後、宮原に場外で強烈な頭突きを食らわされるなどして劣勢となった。リング内に戻ってからもフロント・ハイキックを顔面に浴び、ボディスラムでたたきつけられた。
だが井上は終盤にも宮原にレッグラリアートを決め、ミドルキックを連続で胸にたたき込んだ。コーナーにもたれる宮原に低空ドロップキックもさく裂させたが、カウント2で返された。
その後、膝立ち状態の宮原にまたキックを決め、カバーしたがまたもや3カウント奪取はならず。
井上は宮原のボディへパンチを連打し、さらに頭突き。自らロープに飛んで、さらなる攻撃を仕掛けようとした際にカウンターで宮原のブラックアウト(ジャンピング・ニーバット)を被弾。MUSASHIからもダイビングボディプレスを浴びてフラフラになった。
最後は12分07秒、井上は宮原にシャットダウン・スープレックス・ホールドで3カウントを奪われた。それでも試合後、タッグを組んだ芦野は「これからの井上を見とけ。化けるぞ、こいつ」と後輩に期待を寄せた。
井上自身も「今回で3連戦終わったよ。全部負けだ、全敗。(13日大阪大会タッグマッチで田村男児と組み、鈴木秀樹&佐藤光留と対戦。鈴木のグラウンドコブラツイストにギブアップした。14日清水大会では宮原と組み、斉藤ジュン&“ミスター斉藤”土井成樹と戦い、ジュンのジャックハマーで3カウントを奪取された)。だけど勝っても負けてもそのへんの過程が面白いから。どんな結果になっても得るものはしっかりある。学ぶことはある。ネガティブとかポジティブとかそういう問題じゃない。これから楽しみ」と話した。