ボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)が6戦連続で世界王者経験者と拳を交える。9月3日、東京・有明アリーナで元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(37=アイルランド)と防衛戦に臨むと16日に発表され、都内で会見。今年5月に東京ドームで臨んだルイス・ネリ(29=メキシコ)戦を超える戦いになると予告した。日本人の世界戦通算勝利で単独1位となる23勝を狙う。またWBO世界バンタム級王者武居由樹(28=大橋)が同級1位比嘉大吾(28=志成)と初防衛戦に臨む。
◇ ◇ ◇
またもハイレベルな挑戦者を迎え撃つ。5月のネリ戦から4カ月、井上が岩佐亮佑ら日本人3戦全勝中と強さを示す元IBF王者ドヘニーと拳を交える。現在3連続KO連勝中でスーパーバンタム級の中で体格もパワーもトップ級だ
「試合本番を通じて実力をすごく発揮する。1発は警戒しながら1発も触れさせないボクシングを展開したい」
6戦連続で世界王者経験者と対決する。22年6月のノニト・ドネア(フィリピン)戦を皮切りに、ポール・バトラー(英国)、スティーブン・フルトン(米国)、マーロン・タパレス(フィリピン)と現役王者と激突。そしてネリも元2階級制覇王者だった。2年以上も世界王者クラスと戦い続けながら現在8連続KO勝利中。ドヘニーにもKO撃破すれば自身が持つ連続KO記録を塗り替える9連続の新記録となる。
「東京ドームでの試合は自分のボクサー人生の中で、キャリアになる1戦。その1戦を超えられる試合をしなければならないと思っている」
現在、日本人の世界戦通算勝利数は井岡一翔(志成)と並ぶ22勝。勝てば初めて単独1位の23勝となる。WBA同級1位ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との指名試合の期限(9月25日)も迫っていたが、交渉で認められ、WBA王座の剥奪や返上は回避。4団体統一王者としてドヘニー戦に臨む。「防衛戦やるなら、4本持って入場した方が。自分的にも気持ちいい」。井上がスーパーバンタム級を無双する。【藤中栄二】