【RIZIN】朝倉未来にKO勝ちした平本蓮の師匠が長文投稿「負ける要因探すの難しかった」

1回、朝倉(奥)にKO勝利し、大喜びで絶叫する平本(2024年7月28日撮影)

28日に行われた格闘技イベント「超RIZIN3」(さいたまスーパーアリーナ)のメインイベントで、平本蓮(26=剛毅會)が朝倉未来(32=ジャパン・トップチーム)を1RKOで下し、約4年越しの因縁にけりをつけた。

この試合について、平本蓮が学ぶ剛毅會空手の宗師、岩崎達也氏(55)がSNSに長文のコメントを寄せたので紹介する。以下、引用。

「物語の第一章は完結した。このためにこの男は頑張ってきたのだと思う。

当初は何を考えているのかわからなかった。しかし自分の理想とする物語を描きそれを完成させて行こうとしているのだと気づいた。彼の思い描いた通りの物語になったと思う。

私との関係も変わった。具体的な手段を教えるのではなく、彼の作りたい作品を調整し、コーディネートする音楽プロデューサーとしての役回りのようになってきた。

だいたい試合に向けてあれもやりたい、これもやりたい、うるさくて人の言うことなど聞きゃしない(笑い)。しかし最終的には自然と私の意見とシンクロし同じになる。

昨日の動きが正にそれだった。

中国武術に『一具体便是錯』一度具体的であれば間違いであると言う言葉がある。

剛毅會空手の求めるところは正にここで、具体的な打ち方、蹴り方を学ぶことが目的ではない。

いくら様々な技術を学んだところで結局それを使うのは本人『一人』だからだ。

様々な技術をコーディネートし試合で本人が使えるようになるには、技術ではなくその人間自身を理解しなければならない。

そのためには私自身が日々胎動していく彼の動きを理解し試合当日起こり得る事態から逆算して戦略戦術を立てる必要がある。

まぁ大変な作業だが(笑い)自分にとって何よりの修行と思い取り組んでいる。

予想通り試合前彼は打撃に不安があると吐露した。少々方法を広げすぎたのだろう。

事態を察した私は『今回はおめぇのやりたいようになれ! ちゃんと仕上げてやる!』と言い、彼とのああでもない、こうでもないと言うせめぎ合いを続けた。

かくして出来上がった作品が昨日のKO劇である。結果は予想通り。当たればああなることは算出できていた。

あまり楽観的な予測を立ててはいけないのだが、それを差し引いても負ける要因を探すのが難しかった。起こり得る不都合な事態を想定し特訓してきたが何一つ発揮する機会はなかった。

チーム一丸となって自分達がやるべきことに徹した結果だと思う。

とても豪華な面々とは言い難いが(笑い)、勝利のために一丸となる鉄の結束。これも剛毅會が誇る特徴だと思う。

2年前入門を申し出た彼に『剛毅會は世界の頂点を目指すものしか入門を許可しないがそれでも入るか?』と言うと彼は例によって『ハイ! よろしくお願いします!』とノリ良く答えた(笑い)。

その約束をまだ彼は果たしたわけではない。そしてその約束は私自身への約束でもある。それを果たすためにはお互い更なる苦難が待ち受けているであろうが彼が望む限り二人で乗り越えて行こうと思う。

皆様応援ありがとうございました。今後とも引き続き宜しくお願いいたします。

剛毅會 宗師 岩崎」

※岩崎氏の崎は、崎の大が立の下の横棒なし