8月4日に横浜武道館で開幕するプロレスリング・ノアのシングルリーグ戦「N-1ビクトリー」の前日会見が3日、都内で行われ、(改称前の大会含め)5年ぶり3度目の優勝を狙う拳王(39)が、いきなり同じ「オール・レベリオン」の仲間、GHCヘビー級王者・清宮海斗(28)にケンカを売った。
拳王は、直前に壇上に立った清宮が言った「(新日本のG1クライマックスに参戦した)去年は一選手としてプロレス界トップとの差を痛感した夏でした」という言葉に過激に反応。「お前の今のあいさつ、なんだよ、オイ! プロレス界トップの実力を痛感した? お前、ノアがプロレス界トップじゃねえみたいなこと、チャンピオンが言うんじゃねえよ、なめてんのか!」と激怒した。
拳王は続けて「テメエはノアの、GHCヘビー級のチャンピオンだろ、オイ! 『プロレス界トップの実力を痛感した。今年は頑張ります』だけだったら、いまだにその序列は変わってないってことだよな、オイ! そしたらな“てめえらクソ野郎ども(=ファン)”はプロレス界トップのリーグ戦G1を見てしまうだろ、オイ! N-1がリーグ戦の中で一番熱くねえのかよ!」と怒鳴り散らした。
最後に拳王が「チャンピオンがそれじゃ本当にダメだ。オイ、オレはN-1決勝上がってやるよ。お前もな、プロレス界トップ“じゃない”リーグ戦だと思ってるN-1で決勝上がってこいよ。お前、必ずそのベルトかけろ!」とN-1決勝(9月1日、エディオンアリーナ大阪第1競技場)をGHCヘビー級王座戦にすることを要求。清宮も「やってやるよ! 決勝に上がってこいよ、タイトルマッチやってやるよ!」と応じた。
会見後、拳王は「清宮が今日、壇上で発言したことにちょっと腹が立って。チャンピオンがそれだったらダメだぞっていうところですよね」と清宮に怒号を浴びせた理由を説明した。
オール・レベリオン結成後は清宮を前面に押し出し、自らは1歩引いた感じでサポートすることも多かったが「(清宮は)今日の会見を見てもらっても、言葉足らずなとこがあるので。しっかりとクソ野郎どもに伝えないと、オール・レベリオンもそうだし、ノアも上がっていかないと思う。これからはオレが(前に)出て行って、1番の軍団、そして1番の団体にしていこうかなと覚悟が決まりました」と、再び拳王自身が最前線でユニットを、そして団体をけん引する覚悟を示した。
一方、清宮も、拳王と対決する姿勢を鮮明にすることで、ユニットがギクシャクしないか? と聞かれると「ギクシャクしてもいいと思ってます。僕はオール・レベリオンっていうチームをなれ合いでつくったわけじゃなくて、本当にプロレスリング・ノアのトップでノアを変えていって、プロレス界のトップにノアを持っていくっていう気持ちがあるので。なれ合いしていて上がれるとも思ってないですし」と強調した。
その上で「自分は全試合タイトルマッチだと思ってるんで、1試合も負けるつもりはないです。拳王が決勝に上がってきたら、また新しいノアの景色が更新されるんじゃないかなと思いますけど、でも最後に(マットに)立っているのは自分です」とあらためて全勝優勝を宣言していた。