8月4日に横浜武道館で開幕するプロレスリング・ノアのシングルリーグ戦「N-1ビクトリー」に出場する稲村愛輝(31)が2日、都内で「ストロングマントレーニング」を公開した。
ストロングマントレーニングとは、人間の極限のパワーを発揮して、その怪力ぶりを競う「ストロングマン・コンテスト」競技のためのトレーニング。競技は大きく分けると〈1〉オーバーヘッドプレス(ハンドルのついた巨大な丸太のようなログなどを頭上まで上げる)、〈2〉キャリー(サンドバッグや石などを身体の前に抱えて進むフロントロード系キャリーなど)、〈3〉オッドオブジェクトリフト/ムービング(巨大なタイヤを転がして移動させるタイヤフリップなど)、(4)デッドリフト/スクワットの4つに分類される。
稲村はこの日、ログを頭上に持ち上げる「ログ・プレス」と、100キロの砂袋を抱えた状態でのスクワットなどをメディアの前で披露した。
4~5年前からストロングマントレーニングを練習に取り入れているという稲村について、指導を行う日本ストロングマン協会の中嶋健詞代表は「(相手を)担ぐとか、そういう不安定なものを体で支える動きに関しては、最初からかなりうまかったですし、サイズも大きい。選手として、もし(ストロングマン・コンテストに)出た場合、怖いなと思うぐらいの成長速度で。イギリスでの修行から帰ってきてもパワーは全然落ちてないですし、今後が非常に楽しみです」と評価した。
さらに中嶋代表はこのトレーニングのプロレスとの親和性について「不安定な物体を抱えたり、担ぎ上げたりっていう動きが、一般的なバーベルを使ったトレーニングでは絶対にない刺激。実際に人を投げる、持ち上げる動きをより再現させることができる。そういった意味でストロングマン競技とプロレスは非常に親和性が高いと思います」と分析した。
稲村本人も「僕は、人間をリングに倒れてる状態からぶっこ抜いたりとか、相手をコーナーまで押し切ったりとか、そういうスタイルなんで」と、いかにこのトレーニングがプロレスに生かされているか説明。N-1で1番ぶん投げたい選手は? と聞かれると「レスリングのオリンピアン(タビオン・ハイツ)を投げられたら。そこ(パワー)を凌駕したいです」と意気込んだ。