<ONEチャンピオンシップ:フライデーファイツ74大会>◇9日◇タイ・ルンピニースタジアム
アジア最大の格闘技団体ONEチャンピオンシップは9日、タイ・ルンピニースタジアムで「ONEフライデーファイツ(FF)74」を開催。日本から初出場した2選手がともに1RKO勝利を飾った。
まず登場したのが林繁那(ばんな、20=R.S-GYM)。K-1などで活躍したあのジェロム・レ・バンナ氏にちなんで名付けられ、日本では繁那のリングネームでNJKF(ニュージャパンキックボクシング連盟)スーパーバンタム級(-55・34キロ)3位につけている。
この日は126ポンド(約57・15キロ)契約ムエタイで、18歳の新鋭センチャイ・ナーヨックウィットトゥンソン(タイ)に1R2分7秒、KO勝利を飾った。
サウスポーの林はこの日も初回から積極的にパンチを振るい、圧力をかけた。そしてKOシーンでは力まずに放った右のショートパンチが正確に顔面を捉えた。相手は一度は立ち上がったものの、フラフラと足元がおぼつかなかったため、レフェリーが試合を止めた。
林は試合後「相手に合わせないように、自分のキックボクシングを貫くという戦法で倒しました」と、ムエタイに付き合わなかったことを勝因に挙げた。さらにリングアナから「もう少し詳しく説明してくれますか?」と質問されると「相手はムエタイの選手で蹴りが強いので、蹴りを打った時にパンチ(手)が下がるんで、そこにフックを狙うというのは作戦通りの結果でした」と説明した。
続いて戦ったのがHIROYUKI(28=RIKIX)。122ポンド(約55・34キロ)契約ムエタイでシンサンパー・ルークブンミー(18=タイ)と戦った。
HIROYUKIは1R1分28秒、左、右、左とパンチをクリーンヒットさせると、直後に再度、右、左とテンプルにパンチをまとめてKOした。
セコンドについたRIKIXの小野寺力会長も納得の勝利。HIROYUKIは試合後、「サワディーカップ!(タイ語でこんにちは)、アイム・ハッピー! サンキュー!」と笑顔で叫び、うれしい35万バーツ(約145万円)のボーナスも獲得した。