【ボクシング】飯村樹輝弥パパ初戦へ「恩返しする」挑戦者見村徹弥「得意なところで負けない」

計量クリアした日本フライ級王者飯村樹輝弥(左)と挑戦者の同級4位三村徹弥

プロボクシング日本フライ級王者飯村樹輝弥(26=角海老宝石)が愛娘の誕生を祝う勝利を狙う。

16日、東京・後楽園ホールで同級4位見村徹弥(28=千里馬神戸)との3度目防衛戦を控える。15日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで両者そろって前日計量に出席。100グラム少ない50・7キロでパスした見村に対し、飯村は300グラム少ない50・5キロでクリアした。今年4月、井上夕雅(真正)との打ち合いを制し、ベルト死守。約4カ月ぶりのリングに向け「最高のコンディションを作り上げることができました。調整は万全」と言葉に力を込めた。

昨年7月に結婚した真成美夫人との間に8月1日、愛娘(名前非公表)が誕生したばかり。これまで元アマチュアボクサーでセコンドにも入る夫人との二人三脚でレベルアップしてきた経緯がある。同夫人の負担と自らの調整のバランスを取りながらジムワークを続け、出産にも立ち会ったという。

飯村は「試合2週間前という奇跡のタイミングで生まれてくれた。新しい命の誕生に感動しました。奥さんが(出産に)命かけて戦って頑張っている姿をみて、自分もへこたれてはいられない。命を張って頑張りたい。ボクシング人生が終わる最後まで命を懸けて戦う気持ちになった。奥さんや子供のために結果を残して恩返ししたい」とキッパリ。「パパ初戦」としての意識を高め「子供を見て力がみなぎってくる」と気合を入れた。

一方の見村は計量後の写真撮影で飯村が持つ日本王座ベルトを見つめ「ベルトを見て格好良いなと思った」と気持ちを高ぶらせた。約5年7カ月ぶりの後楽園ホールのリングとなるが「敵地だが気にせず、今までやってきたことを出せばいい」と平常心。多彩な左を持つ飯村のテクニカルなスタイルを警戒しつつ「自分のボクシングができたらいい。自分の得意なところで負けないようにしていきたい」と強い決意を示していた。【藤中栄二】