【新日本】辻陽太が上村優也の思いも背負ってフィンレーに勝利 史上初春夏連覇へあと1

入場する辻(撮影・中島郁夫)

<新日本プロレス:両国大会>◇17日◇東京・両国国技館

G1クライマックス準決勝2試合が行われ、辻陽太(30、Bブロック3位)が春の「ニュージャパン・カップ」に続く史上初の「春夏連覇」へあと1勝に迫った。IWGP GLOBALヘビー級王者デビッド・フィンレー(31、同1位)と対戦。死闘の末に代名詞のジーンブラスターで3カウントを奪った。

ジーンブラストとヒートストームの合体だ。辻が、右腕を痛めて公式戦で無念の敗退となった同期の熱い男、上村優也の思いを背負って戦った。フィンレーに何度も強烈なパワーボムでコーナーポストやマット、場外の机にたたきつけられたが、その都度、立ち上がった。最後はフィンレーの両腕をロックし、上村の得意技カンヌキスープレックスで投げ飛ばすと、自身の必殺技ジーンブラスター(スピアータックル)を突き刺して、死闘に終止符を打った。

フラフラになり、両脇を支えられながらバックステージに現れると「史上初の春夏連覇まであと1つ。俺の残りの体力、すべて明日、この両国で出し切るだけだ!」と叫んだ。辻は開幕前会見に大好きな「マーロウ」のプリンを差し入れたが、フィンレーに投げ捨てられ、3個もダメにされてしまった。公式戦に続いて憎きフィンレーに勝利し、プリンの恨みも晴らした。