ボクシングWBO世界バンタム級王者武居由樹(28=大橋)が「王者初戦」にめっぽう強いデータを胸に秘め、KO防衛を狙う。
9月3日、東京・有明アリーナで同級1位の元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(29=志成)との初防衛戦に備え、20日に横浜市の所属ジムで練習を公開。K-1スーパーバンタム級時代に王者初戦と初防衛戦でいずれもKO勝利を挙げたプライドを両拳に乗せ、強打の比嘉をKO撃破する。
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サンドバッグ打ちなど軽めのメニューで公開練習を終えた武居は世界王者の「誇り」を示した。5月にジェーソン・モロニー(オーストラリア)を下し、日本人初となるK-1王座、ボクシング世界王座の獲得に成功。約4カ月ぶりのリングでベルトを守る立場となった武居は「世界王者になったという責任感を持って練習に取り組んできた」と自信の表情を浮かべた。
王座獲得よりも難しいと言われる初防衛戦だが、武居はK-1スーパーバンタム級王者時代に経験済み。17年4月に王座獲得後、王者として迎えた初戦となる17年9月の伊沢波人戦で計3度のダウンを奪って3回KO勝ち。18年3月の初防衛戦は久保賢司を1回KOで沈めた。いずれも「王者初戦」で快勝した武居は「初防衛戦ではあるが、K-1王者としてボクシング界に来ている。負けたら終わりの気持ち」との決意でリングに立つ構えだ。
所属ジムの大橋秀行会長(59)は「K-1王者だったので、王者の風格は最初からあった」と目を細める。約89%のKO率を誇る武居、日本記録の15連続KO勝利をマークしてKO率約79%の比嘉。武居は「KO決着になる。自分だけが良いパンチを当てて倒し切りたい」と気合を入れ直した。【藤中栄二】