プロボクシングWBA世界フライ級王者ユーリ阿久井政悟(28=倉敷守安)が10月13日、東京・有明アリーナで同級15位タナンチャイ・チャルンパック(24=タイ)と2度目の防衛戦に臨むと22日、発表された。今年5月、東京ドームで元東洋太平洋同級王者桑原拓(大橋)に判定勝利し初防衛に成功して以来、約5カ月ぶりのリングとなる。10月13、14日の2日間にわたって開催されるプライムビデオ・ボクシング10大会で組まれた7大世界戦の1カードとして行われる。
22日、東京ドームホテルで開催されたカード発表会見に出席したユーリ阿久井は「今回も(東京ドーム興行に続き)このような大きいイベントの1部に組み込んでもらって感謝しています。(前ライトフライ級統一王者寺地拳四朗参戦で)フライ級は盛り上がっていいる。強い選手が参戦してきて注目されている。僕自身も目立って『フライ級に阿久井あり』と思わせたい」と口調を強めた。
2日間にわたって開催される7大世界戦のうち、フライ級では、寺地がWBC世界同級王座決定戦に出場。WBO世界同級王者アンソニー・オラスクアガ(25=米国/帝拳)が初防衛戦に臨むことになった。ユーリ阿久井は「もちろん統一戦はやりたいというのはある。まず目の前の試合に勝たないと統一戦と言っていられない。勝って統一戦につなげたい」と静かに燃えていた。
V2戦挑戦者のタナンチャイは8月12日、WBOアジア・パシフィック同級王者畑中建人(畑中)に挑戦し、2-0の判定勝利を挙げて王座獲得に成功した。元WBC世界スーパーバンタム級王者畑中清詞会長の息子に競り勝った実績を残した。侮れない挑戦者とビッグイベントで対決するものの、ユーリ阿久井は「前回に続いて大きな大会になるが、自分としては普通の試合という感覚でやっている。普通に頑張りたい」と冷静そのものだ。
1995年生まれの世界王者3人(井上拓真、田中恒成、ユーリ阿久井)、挑戦者2人(堤聖也、岩田翔吉)が出場する7大世界戦となり、ユーリ阿久井は「95年世代がこういう大会に5人も同じ世代が出るのはなかなかない。みなさんも注目してみてもらえたら」と口にしていた。