井上尚弥の父真吾トレーナー「見ることできて良かった」ドヘニーの多彩なフック警戒

後方右から父井上真吾トレーナー、大橋秀行会長の熱視線を浴びながら公開練習を行ったTJ・ドヘニー(撮影・中島郁夫)

プロボクシング元IBF世界スーパーバンタム級王者でWBO世界同級2位のTJ・ドヘニー(37=アイルランド)が24日、横浜市のジムで練習を公開した。

9月3日、東京・有明アリーナで4団体統一同級王者井上尚弥(31=大橋)に挑む。公開練習には井上の所属ジムの大橋秀行会長(59)、井上の父真吾トレーナー(53)が視察した。

公開練習前、ドヘニーからグータッチのあいさつをうけた真吾トレーナーは挑戦者の入念なシャドーボクシング、ミット打ちなど披露されたすべてのトレーニングメニューを確認。37歳という年齢で刻み込まれた安定感を目に焼き付け「動き1つ1つがベテランの動き。フィジカルが強そうですね。パワーもありそうですし」と感想を口にした。

特にドヘニーが公開練習でみせた多彩なフックに着目し「上から打ってきたり、真ん中から打ってきたり。そのへんもちょっと見られて良かったなと。微妙な角度は今、見ることができて良かった」と収穫も口にした。またTシャツで隠れたドヘニーの肉体の隆起などにも注目。「ガッチリしていますよね。目で見て感じる。筋肉質かもしれないが、強い体つきは分かる」と過去の対戦相手の中でもトップクラスに入るフィジカルとパワーを感じたようだ。

ドヘニーと井上が対峙(たいじ)した展開を想定しながら、真吾トレーナーは「くっついた時の(ドヘニーの)パンチはあのレベルだとしっかりと打ってくる。きちんと警戒しないといけない。足を止めて打ち合うような相手の土俵に上がる必要はないのかなと思う」とも分析していた。【藤中栄二】