ボクシングの元世界2階級制覇王者でIBF世界フェザー級3位の亀田和毅(33=TMK)が激闘から一夜明けた25日、早くも世界戦に向けて始動した。
24日に大阪・吹田市の大和アリーナで行われた同級挑戦者決定戦で、昨年10月に敗れた同級2位レラト・ドラミニ(30=南アフリカ)と再戦。試合は和毅が5回にダウンを奪うなど圧倒したが、判定は割れて2-1で勝利した。
所属ジムで一夜明け会見に臨んだ和毅は「全体的な内容は悪くないが、コンビネーションとか駆け引きとかやらなあかん部分は分かった」と話し、「あの展開で普通に倒していたら、俺は勘違いしていたと思う。世界戦はもっとタフな戦いになる。ドラミニに感謝せなあかん」と語った。
因縁の再戦を制し、同級王者アンジェロ・レオ(30=米国)への挑戦権を手にした。レオとは3年前の10月、米国ラスベガスに遠征した際、スパーリングを経験した。6ラウンドと4ラウンドの2回。「パンチあったし手数出してくる。打たれ強さはドラミニと同じやけど、技術はないからチャンスはある。俺も15歳からメキシコ行ったから。メキシコのスタイルは相性いい」と自信を示した。
今後はIBFから対戦指令が下される見込みだが、レオ側が他団体との統一戦を計画している情報もある。対戦期限は来年2月10日との確認だが、状況は流動的。それでも和毅の自信は揺るがない。
「今の(ファイター)スタイルでまだ2戦やから。まだまだ伸びしろはあるよ」と話し、トレーナーの父・史郎氏も「スタミナ、パワーをつけなあかん。ずっと練習続けるよ。休んでる場合やない。和毅は止まったら同じ。マグロと一緒や」と話し、会見後には合計約15キロの“パワースーツ”を着用してトレーニング。試合翌日でも世界戦に向けて始動した。
「必ず3階級制覇は成し遂げる」。大きな夢に向かって、歩みは止めない。【実藤健一】