<格闘技スタンディングバウト・エキシビション戦>◇24日(日本時間25日)◇メキシコシティー
50戦無敗で引退したプロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(47=米国)が自身8戦目のエキシビション戦に臨んだ。
23年6月に米フロリダ州で1度対戦しているジョン・ゴッティ3世と8回戦で“再戦”し、フルラウンドを戦った。メイウェザーは右フックと左右両ボディーを打ち込み、ゴッティ3世の攻撃を巧みな動きで回避するなど47歳という年齢を感じさせない動きをみせた。
前回対決では、6回にメイウェザー、ゴッティ3世ともに挑発合戦が続き、試合続行不可能とみたレフェリーから無効試合として判断。その直後、メイウェザーは怒り狂ったゴッティの連打を浴びそうになるなど両陣営、関係者合わせて30人以上がリングに突入する大乱闘に発展した。警察出動する事態となった「因縁」マッチだった。
再戦では2回途中、メイウェザーが右フックを打ち込んだ際、レフェリーから後頭部への打撃との注意を受けた。すると両コーナー陣がもめ始めた。前回対決同様、再び無効試合になりかけたが、試合途中にレフェリーが交代するという「前代未聞」の展開に。ニューヨークの有名なギャングを祖父に持つゴッティ3世に一方的な実力差をみせつけ「決着」をつけたが、海外メディアからは「またも茶番に終わった」との厳しい声が出ていた。
試合後にはメキシコのレジェンドとなる元世界3階級制覇王者フリオ・セサール・チャベス氏(62)もリングイン。同氏からエキシビションマッチを提案されたメイウェザーだったが「年齢を重ねすぎている。エキシビション戦をしても、僕にはふさわしくない。チャベス氏は私の道を切り開いてくれたレジェンドだ。ボクシングというスポーツ、彼の後継の若いメキシコ人ボクサー全員のために多大な貢献をしてくれた。史上最高のファイターの1人」と敬意を表しながら、やんわりと“拒否”していた。