【ONE】米デンバー大会出場の手塚裕之「娘のためなら死ねる。つらいことあっても守りたい」

ONEデンバー大会で6戦連続フィニッシュを狙う手塚裕之 (C)ONE Championship

ONEチャンピオンシップは27日までに「ONE168デンバー大会」(9月6日、米コロラド州デンバー)に出場する手塚裕之(34=ハイブリッドレスリング山田道場/TGFC)のインタビューを公開した。

ウエルター級MMAでイシ・フィティケフ(31=オーストラリア/トンガ)と対戦する手塚は“野生獣”の異名を取る元パンクラス・ウエルター級王者。14勝12フィニッシュと高い決定率を誇り、4月の前戦ではヴァミール・ダ・シウバに一本勝ちで5連続フィニッシュを決めた。以下、主な一問一答。

-米国大会をオファーされ

「すごくうれしかったです。前回の試合が終わってすぐのオファーだったんですけどアメリカ大会って大きいですし、やっぱりずっと(米国で)試合をしたかったので気合が入りました」

-栃木県出身ですが米国生活の経験がある手塚選手にとって“凱旋試合”

「総合格闘技自体、最初に始めたのはアメリカですし。自分の軸となっているボクシングっていうのは本当にアメリカで培ったものだし。当時のコーチたちやチームメートたちに自分がどれだけ成長したっていうのを見せたいです」

-6月にコロラド州などで米国修行を行った

「6月にメンバーでHIGH ALTITUDE MMAってところで出稽古に行きました。結構UFCのファイターとかONEファイターとか、本当にトップレベルのファイターとスパーリングをしたり、コーチに関してもトップリーグでサポートしているようなコーチたちが教えてくれて。良い練習ができました」

-米国合宿の手応えは

「よりMMAに特化した技術。グラップリングとか打撃っていうよりは、その混ぜ方というか、MMAストライキングだったり、MMAグラップリングだったりを結構学べて。あとはトップ選手たちとスパーリングをして。自分の通用する部分と、ちょっとここは課題だなっていう部分も見つかり、本当にここは自信になるという部分も見えたので、実りのある合宿でした」

-フィティケフの印象は

「背丈とかは同じぐらいで、ファイトスタイルは僕の以前のスタイルと結構似ているかなって思っています。寝てもバックチョーク。結構スタンド打撃でゴリゴリ打ってくるタイプで。もともとラガーマンだったみたいですし、見ててもやっぱり身体能力はあるんだろうなって思います。組み技も打撃もちゃんと練習していますし、技に関しても洗練されている部分はあります。ただ、その引き出しとしては、やっぱり経験上の自分の方が上かなと思います」

-勝ち筋はどうイメージ

「本当にいっぱいあります。打撃でもカウンター入れて倒すのもいいですし、相手は判定負けを1度だけしていますが、KOも一本でも負けたことがない。相手に初のフィニッシュ負けを経験させるつもりですが、僕の場合、戦いの流れに任せます。テイクダウンしてパウンドアウトもあるし、おなか効かせてKOもあるだろうし」

-6戦連続フィニッシュなら王者クリスチャン・リーにも声が届きやすい

「6連続でフィニッシュすれば(王座挑戦は)決まってもいいんじゃないかと。チャトリさんや運営が決めることだと理解していますが、さすがに期待はしますね。ただ、クリスチャンは11月のアトランタ大会でライト級のタイトル戦を行うので、ウエルター級は少し停滞すると思うので、暫定王座決定戦を実施してもらえるとうれしいです」

-暫定王座戦が開催されたら戦いたい相手は

「前王者の(ゼバスチャン)カデスタムとか。(ロベルト)ソルディッチもすごく強い選手だと思います」

-去年、娘さんが誕生されました

「去年の1月に生まれました。まだまだ目を離せないのでうちの妻が大変です」

-父親になった意識や苦労話などは

「父親になるなんて本当に思ってもいなかったことなんですけど、実際になってみると、本当にこの子のためなら死ねるなっていうか、どんなにつらいことがあっても、やっぱり守りたいって思います。守るものができたら強くなるとかよく言われますけど、独身の時、『そんなの関係ねえだろう』とか思ってたんですが、自分が父親になってみて『こういうことか』みたいな気持ちを持っています」

-モチベーションに?

「そうですね、やっぱり娘のためにって思うと、いつも以上に力が出ます。あと、練習で結構疲れて帰っても、娘の笑顔を見るとすごい癒されたりします。そういうことがあって、本当に自分以上に大切なものかなって心底思いますね」