プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)が31日、横浜市内のホテルで次期防衛戦に向けた最後の記者会見に臨んだ。9月3日、東京・有明アリーナで元IBF世界同級王者で現WBO世界同級2位のTJ・ドヘニー(37=アイルランド)の挑戦を受ける。ドヘニーとそろって記者会見に登壇した井上の主な一問一答は次の通り。
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-現在のコンディション
井上 すべてのトレーニングを順調にこなすことができて、すごく良い状態に仕上がっているので9月3日を楽しみにしている。
-ドヘニーの印象
井上 今回が初めて会うわけではないので、印象的には変わらずですね。
-試合への意気込み
井上 こうして4つのベルト、4団体防衛戦ができることに誇りに持ち、必ず自分の中で納得する試合をこなしていきたい。
-父真吾トレーナーは危険な距離、近い距離の打撃戦には応じないという見解だった。選手本人はどうか
井上 ここで作戦を言っちゃいますか?(笑い)そこは、その場の流れというか。まずは作戦通りというか、しっかりとそのプランを立てている。その通りに戦いながら、その中で状況を把握しながら戦いたいと思う。
-ドヘニーと初めて会ったのはいつ頃
井上 初めて会ったのは(昨年10月の)ラミド戦前、大橋ジムでトレーニングしている時に会いました。印象は(同門の東洋太平洋同級王者)中嶋一輝を倒し、リング上のインタビューで僕と戦いたいという発言していた。その時は、まさか戦うわけはないだろうという気持ちだった。その後にスパーリングパートナーのラミドを倒し、東京ドームの試合でもKOで勝ち、現実味を帯びてきたところから意識し始めました。
-ドヘニーのスタイルとは
井上 ドヘニー選手のファイトスタイル自体は少しずつ変わってきていると思う。すごく良いパフォーマンスで仕上げてきて非常に怖い試合する選手だなと。そこは楽しみにしている。
-ネリ戦でダウンを喫したことを踏まえて対策
井上 それに対しての対策はないです。あの1ラウンドがあったからこそ、自分は強くなってボクシングに対する向き合い方も非常に変わりました。非常に良い経験をした1ラウンドだと思っている。そこをプラスにできるように、次の9月3日は慎重に、変わったボクシングしたいなと思う。
-序盤は冷静に入るのか
井上 あの(ネリとの)試合に関して1ラウンド目は、会場の雰囲気に飲まれたわけではないですが、自分自身の気持ちの高ぶりましたし、すごく気合も入っていました。その中で、ネリの良いスイングもあって、ああいうシーンが訪れましたが、自分の理想とする1ラウンド目の入り方を考えているし、父とも話し合いはできている。9月3日はそれを徹底していく。
-今、ドヘニーの体を観て
井上 体は見るからにでかいし、当日は僕以上にリカバリーしてくると思う。そんな相手だからこそ、自分はKOしたいなと思う。ボクシングの魅力はKOだけでなく、判定決着でも伝えられる。KOでも判定でもどちらも準備している。
-キャリアとしてドヘニー戦はどんな位置づけ
井上 スーパーバンタム級で戦う中で避けられない1戦ではある。今回、相手がドヘニーになったということ。自分としてはドヘニーの実力を軽くみていない。みなさんが言うほど簡単な試合になるとは自分自身は思っていない。(おわり)