井上尚弥、アラムCEO提案の中谷潤人戦に言及「彼がステージに上がってくるなら」心境明かす

一夜明け会見で笑顔を見せる井上(撮影・滝沢徹郎) 

プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)が4日、横浜市の所属ジムで記者会見に臨んだ。

3日、東京・有明アリーナで元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(37=アイルランド)との防衛戦で7回TKO勝利して一夜明け、報道陣の前にほぼ無傷の顔で登場。今年12月に「クリスマス決戦」として注目されるIBF、WBO世界同級1位サム・グッドマン(25=オーストラリア)との防衛戦に向けて意気込みを示した。さらに3日(日本時間4日)、米メディアで報じられた米プロモート大手トップランク社ボブ・アラムCEO(92)の明かした井上の興行プランについても反応した。

同CEOは25年4月、井上がメインの米ラスベガス興行開催に意欲をみせている。井上は「自分としては用意された試合をこなすだけなので。また来年の話なので12月の試合をクリアしてからしっかりと話が決まってくると思う。その時に向けて楽しみにしています」と説明。まずはグッドマンと予定される「クリスマス決戦」に集中することを口にした。

また同CEOからは25年後半に東京ドームで井上-WBC世界バンタム級王者中谷潤人(26=M・T)戦を実現させたいとの発言も。同じトップランク社と契約を結ぶ中谷とは現在、1階級違う。井上は「僕はこのままのスタンスで。彼が(スーパーバンタム級の)ステージに上がってくるなら」と心境を明かした。現在、弟拓真がWBA世界バンタム級王者として中谷との統一戦に向けた機運が高まっているのが現状。井上は「そこ(拓真)の壁はでかいんじゃないですかね。拓真は曲者ですよ。面白い戦いになりますよ」と両者の王座統一戦に大きな期待を寄せた。

弟拓真は10月13日、WBA世界同級2位堤聖也(28=角海老宝石)との3度目防衛戦を控える。井上は「これからは拓真のサポートします。僕は堤選手とスパーリングをやっているし『仮想・堤選手』をやります」と兄として支えていくことを強調していた。