東洋太平洋王者の宇津木秀「とても刺激」新人横山葵海とベガス合宿中

イスマエル・サラス・トレーナー(右端)のジムで合宿している東洋太平洋ライト級王者宇津木秀(左端)と22年全日本選手権バンタム級覇者横山葵海(ワタナベジム提供)

プロボクシング東洋太平洋ライト級王者の宇津木秀(30)と22年全日本選手権バンタム級覇者の横山葵海(23=ともにワタナベ)が、米ラスベガス修行中だ。2日から名伯楽のキューバ人トレーナー、イスマエル・サラス氏(67)の運営するジムで合宿中。サラス・トレーナーに直接指導を受け、基本技術の向上、現地のトップ選手とスパーリングに取り組んでいる。

所属ジムによると、宇津木はWBC世界スーパーライト級王者アルベルト・プエロ(30=ドミニカ共和国)や全米選手権13連覇のアマチュア選手らとの実戦トレを実施。また横山は、元WBA世界ミニマム級王者で現WBA世界ライトフライ級1位のエリック・ロサ(24=ドミニカ共和国)やWBC世界フライ級4位アンジェリーノ・コルドバ(28=ベネズエラ)らとスパーリング。同ジムでは14日に防衛戦を控えているWBA世界ミドル級王者エリスランディ・ララ(41=キューバ)も調整中で、宇津木と横山も世界王者の練習から間近で学んでいる。

宇津木は「合宿では日本とは違う環境の中、普段味わうことのできない練習ができています。このようなボクシングもあるんだという新しい発見もあり、またいろいろなタイプのボクサーがいてとても刺激になっています。今回の合宿で学んでいることは、これから世界に行くにあたって必要になることばかりだと感じています」と所属ジムを通じてコメント。

横山は「サラスさんは基本を中心に教えてくれています。ジャブを打つにしても身体を入れながら打つ、またひざと腰で打つなど新しい練習を教えてもらいました。スタンスやコンビネーション時の問題点も指摘してもらいましたので、今後ぜひ修正していきたいです。また、スパーリングでもディフェンスを重視した指導があり、とてもためになりました。ここにはいろんなタイプの選手がいますが、距離感や独特のテンポやパンチの軌道など、学ぶべきところが本当にたくさんあります」と意気込みを示した。

2人を迎え入れたサラス・トレーナーは「私のジムに合宿に来てもらい、とてもうれしく思います。シュウ(宇津木)はベリーグッドなボクサーで、アオイ(横山)はすごい才能を持ったボクサーだと思います。自分のスタイルを保ちながら、学び続けてスモールチェンジを1つ1つ作り上げ、積み上げていくことで大きな改善につながり、次のレベルに成長することができます。少し変わることで大きく変わることができます。私のジムにボクシングの勉強をしに来てくれて、一生懸命学んでくれている。そのような選手に教えることができるのは本当にうれしいことです。2人の成功を祈ります。頑張っていきましょう!」と歓迎した。

2人をラスベガス合宿に送り出したワタナベジムの渡辺均会長(74)は「短期間ですが、宇津木、横山はサラス・トレーナーの世界の技術と戦略を学んできてほしい」と期待を寄せていた。