今月26日に後楽園ホールで開催される「ストロングスタイルプロレスVol.30」で、挑戦者・船木誠勝を相手にレジェンド王座の防衛戦を行う村上和成(50)が11日、都内の深川不動堂で「護摩祈祷(ごまきとう)」を受けた。
「護摩祈祷」とは古代インドの儀礼「ホーマ」を起源とする真言密教の秘法。護摩壇にさまざまな供物と、煩悩を象徴する護摩木をくべて、ご本尊にささげるものだ。燃えさかる火炎は不動明王の智慧そのもので、煩悩を清らかな願いへと高めて成就させる力を持つといわれているという。
村上は燃えさかる炎を見つめながら、自分の心に芽生え始めていた「欲」を捨て去ることができたという。「一番天敵なものがここにきて出てきていたところだったので。そういうのは必要ないよということをかみしめながら。僕の闘いは本能のまま闘う、それのみなので。そういうことを思いながら手を合わせさせてもらいました」。
村上のいう「欲」とは、プロレスラーとして初めて勝ち取ったレジェンド王座を防衛したいという欲。「(王座を)守りたいという気持ちは僕の中では必要ではない。でも最近、ちらほら僕の中によぎることがあったので。いらないものだと分かってはいるんですけど、欲が出てきていた。そういう部分を見つめるためにもすごく良い時間だった」と振り返った。
「護摩祈祷」のあとには深川不動堂の僧侶から「戦場において百万人に勝つよりも、自分に勝った者が最上の勝利者だ」という趣旨の話があり、村上は「本当にあの言葉がすべて。己に勝つには欲っていうのは必要ない。今、日々行ってることを当たり前のように続けていって、その日を迎え、リングに立つ。そして自分の魂をぶつける。そこだけに専念していければいいなと思います。あの言葉が1つのお守りになったと思います」と話した。
村上は最後に船木戦に向けて「特別な相手であり、特別なタイトルマッチ。僕は楽しみたいというところと、船木さんに失礼のないようにボコボコにしばき回してやりたいなと思います」と力を込めた。