7戦全勝7KOのパーフェクトレコードを誇るプロボクシングWBOアジア・パシフィック・スーパーバンタム級1位村田昴(27=帝拳)が自身初の日本人対決で実力を証明する覚悟を示した。10月5日、東京・後楽園ホールで開催される第24回WHO′NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXTで、同級2位山崎海斗(26=六島)との同級王座決定戦を控える。19日には東京・新宿区の所属ジムで、日本同級1位石井渡士也(23=RE:BOOT)と4ラウンドのスパーリングを消化した。
3ラウンドまでは接近戦を回避し、サウスポースタイルから右ジャブを軸に的確に左をヒットさせると、最終4回には接近戦で打ち合いを展開し、順調な調整ぶりとうかがわせた。プロ8戦目で迎えたタイトル初挑戦。村田は「タイトルはしっかり取りたい。今まで通りに勝ったらタイトルがついてくるぐらいの意識。気負わすにいきたい。これが目標にしているベルトではないので、その先を見据えた内容でしっかり勝ちたい。仕留める時には仕留めたい」と自信の笑み。デビュー8連続KO勝利でアジア王座獲得を狙う。
プロ転向後、初めての日本人との対戦を迎える。21年6月に米ラスベガスでプロデビューするなど、米国で3勝を飾って長期合宿も経験した。世界ランキング入りしていた時期もある期待のホープとなる。村田は「タイトル戦よりも、日本人対決の方を意識している。やはり日本人との試合は(実力の)バロメーターになる。内容で『すごいな』というところをみせたい。プロキャリアは相手が上でもアマを含めれば自分の方が多い。ボクシングの経験、米国での経験、本番の強さと差をみせたい」と気合を入れ直していた。
◆村田昴(むらた・すばる)1996年(平8)10月19日、和歌山・岩出市生まれ。幼少期に極真空手をはじめ、小学5年からボクシングを開始し、貴志川高-日大に進学。14年ユース五輪(南京)でフライ級銅メダルを獲得。全日本選手権、国体バンタム級など4冠を獲得し、アマチュア戦績は68勝12敗。20年9月、帝拳ジムからプロテストに合格。21年6月、米ラスベガスでプロデビューし、2回TKO勝ち。身長170センチの左ボクサーファイター。