プロボクシングWBOアジア・パシフィック・フライ級王者でWBA世界同級8位のタナンチャイ・チャルンパック(24=タイ)が7日朝、羽田着の航空便で来日した。13日、東京・有明アリーナで同級王者ユーリ阿久井政悟(29=倉敷守安)に挑戦する。「フライトは楽ちんだった」と笑顔のタナンチャイにとって今年8月、畑中建人(畑中)を判定で下したWBOアジア・パシフィック同級タイトルマッチ挑戦以来のリング。「(畑中戦は)大きな自信になった。今はすごく自信がある」とアジア王座に続き、初挑戦での世界王座奪取に燃えている。
約2カ月の試合間隔となるが「世界戦オファーはうれしかった。練習も継続してやってきた。コンディションは100%だ」と声をはずませた。ユーリ阿久井戦に備え、約200ラウンドのスパーリング数を消化。「相手は非常にうまい選手。ユーリ阿久井対策はリング上でお見せしたい。私のすべてが武器。私の方が武器の多様性があると思う。万全の状態で世界挑戦したい」と気持ちを込めた。
母国で7歳からムエタイをはじめ、10歳からリングに上がってきたという。ボクシングは12歳からムエタイと並行してトレーニングを積んだ。タナンチャイは「ボクシングで世界王者になることが自分の目標だ。そのために練習を続けてきたんだ」と集中していた。【藤中栄二】