世界挑戦権を得た那須川天心「全員とやりたい。強いと言われてる選手、全員倒したい」/一問一答

ベルトを巻きマイクパフォーマンスする那須川(撮影・滝沢徹郎)

<プロボクシング:WBOアジア・パシフィック・バンタム級王座決定10回戦>◇14日◇東京・有明アリーナ

無敗の格闘家でWBOアジア・パシフィック・バンタム級1位の那須川天心(25=帝拳)がボクシングで初タイトル奪取に成功した。転向5戦目で、同級2位のジェルウィン・アシロ(23=フィリピン)とアジアのベルトを懸けて戦い、3-0の大差で判定勝利を収めた。9回に左ボディーでダウンを奪った一方で、最終の10回にバッティングで左目上から流血した。

試合後の一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

-試合の感想は

「相手がやりたいことをやらせてくれない。研究していた。うまかった。10ラウンド通して戦うことを経験できたことは良かった。自分のペースで戦えたことは収穫になった」

-ダウンシーンは

「打ってきたところを外して腹打って吹っ飛ばした。終始プレッシャーかけて相手も効いていた。だからダウンが取れた」

-初の10ラウンド戦ってみて

「スタミナ問題ない。今からもう1試合できる、そんな気持ちはある」

-ベルトを取ったことで、世界挑戦の権利を得た。日本人のバンタム級世界王者が多いが

「このタイトルはすぐに返上して、次なる高みへ進みたい。来年じゃないですか。すぐではない。1戦か2戦、段階を経て挑戦したい。いつでも準備はできています」

-カウンターを警戒して、どう突破口を開こうとしたか

「相手をプレッシャーかけて出そうとしたが、突っ込んでくるだけだった。攻めにくるという感じがなかった。こういう相手にどう、自分から仕掛けるか。今後の課題。今まではくる相手にカウンター。自分からいくことがあまりなかった。次からもっと練習する必要がある」

-キックのときも流血はなかったか

「ないんですよね。本当に顔に傷つけられて。格闘家みたいですよね」

-血を見て燃えたか

「切れたかと。1つの試合でいろいろ経験できたのは良かった。ずっと落ち着いて冷静に戦えた。相手の攻撃も見えた」

-来年中の世界挑戦の真意は

「来年中だと思う。挑戦権も得た。1年以上やらないのはおかしい。そろそろ上の人と、ゴーサインが出ればいつでもいける準備をしたい」

-(WBO王者の)武居(由樹)くんの名前を出したのは、この前のお返し

「お返しですね。来てくれてたので。勝ちましたとの報告をさせていただきました」

-7回に右構えになったが

「パッと出ただけ。ストレートを警戒していたのでフックを打ってみようと。変えてみようと。いろいろ試せた」

-(バンタム級の日本人世界王者の中で)この選手とやりたいと思う人は

「全員とやりたいんですよね。ベルトがほしいからではなくて、強いからやる。昨日負けた(井上)拓真選手も強いから。強いといわれてる選手、全員倒したいと思っている。どう組まれるか楽しみ」

-鏡で傷口を見て、どう思ったか

「ボクサーだなと思いましたね。医務室に行って、縫うなら嫌だなと。ただテープで治るといわれてほっとしています」

-流血して視界はさえぎられたか

「見づらくなった。焦ると駄目なんで、足使ってジャブついた」

-ダウンについて、相手選手はスリップじゃないかと言っていたが

「腹にパンチがあたって、吹っ飛んで倒れたんで。当たって倒れたんでダウンでは」

-10ラウンド戦って、バンタム級は

「スタミナは問題ない。相手ペースになったときは、今後の課題。自分のペースで戦えるように、日々稽古かな」

-世界挑戦への手応えは

「すぐじゃない。1年ある。挑戦権得ちゃったんだもの。焦るつもりはない。ジムがノーと言えばノーだし。OKもらえるまで、自分を高めるしかない」

-今日の試合内容と結果で、明日のテレビニュース、大谷翔平を超えるか

「(大谷は)試合勝ったんですか。無理でしょうね。テレビを見てる人はKO好きですから。判定では無理でしょ。格闘技好きな人には面白い試合ができたんじゃないかな」

--那須川天心が初タイトル獲得!7大世界戦は中谷潤人が衝撃KO防衛、田中恒成は初防衛失敗/詳細

--https://www.nikkansports.com/battle/news/202410120001971.html--