プロボクシングWBO世界ライトフライ級王者の岩田翔吉(28=帝拳)が、軽量級に「一撃必倒」の新時代を切り開く。
13日に東京・有明アリーナで行われた同級王座決定戦で2位のハイロ・ノリエガ(31=スペイン)から、左右の強打で2度のダウンを奪い、3回TKO勝利を収めた。
15日に東京ドームホテルで会見に臨んだ新王者は「軽量級はスピードと手数と言われるが、一撃で相手を倒せるチャンピオンになる」と話し、軽量級離れした“一発KO”の道を追求していく決意を口にした。
ノリエガ戦では世界に“強打”をアピールした。最初のダウンは右ショートアッパー、2度目は左フック。「すべての面でパワーアップした」という言葉をリングで証明してみせた。
これで5連続KO勝利。戦績を14勝(11KO)1敗に伸ばして、KO率は実に73%超。破格のパワーは世界でも圧倒的だった。その最大の武器を自らの最大のアピールポイントにしていく。
目標は30戦全勝(28KO)を誇る世界3階級制覇王者のジャーボンティ・デービス(米国)。「判定を気にせずに一撃で倒す。劣勢でも一発で終わらせる。そういうボクシングが理想」(岩田)。
試合後は12日にIBF世界同級王座を獲得した矢吹正道(32=LUSH緑)との統一戦を希望した。「自分はタイプが違うので、試合が実現したらKO決着になる。何よりファンが望んでいると感じるので、試合をやりたい」と、報道陣を通じてあらためて対戦を呼びかけた。【首藤正徳】