新日本プロレスは15日、都内で14日両国大会の一夜明け会見を開催。内藤哲也(42)を破って新IWGP世界ヘビー級王者となったザック・セイバーJr.(37)が出席し、「プロレスを始めた日からこの瞬間を夢見ていた。もしかしたら最初に予想していたより時間がかかったかもしれないけど、新日本プロレスを未来へ引っ張っていくための準備が本当に整ったと感じている」と胸を張った。
ザックは続けて「チャンピオンを追いかける立場と、チャンピオンでいることはまったく違う。次のチャプターが楽じゃないということも自分自身が一番分かっている。でも今の自分は誰にも止めることはできない。もちろん(来年1・4の)東京ドームにはチャンピオンとしてリングに上がりたい」と来年の東京ドーム大会でメインを張る意欲を示した。
会見には急きょ、SANADA(36)も登場。14日両国大会での直訴が認められ、20日のロンドン大会で行われる予定の2人のスペシャルマッチがIWGP世界ヘビー級王座戦に変更されることも正式に発表された。SANADAは「今年になって1月4日東京ドームで(IWGP世界ヘビー級の)ベルトを落として、2月に(内藤哲也に)挑戦して負けて、6月IWGP GLOBALに挑戦して負けて、G1でも結果を出せず、今年いいことがなかったので。このタイトルマッチは自分の中では今年ラストチャンスだと思っています」と強い意気込みを示した。
一方、ザックは「SANADAは僕がイデオロギーを表現できるレスラー。僕のプロレスのビジョンは、SANADAのそれに似ている部分があると思う」と話した上で「でも今度の戦いは僕の母国でやる、自分の初防衛戦だ。王座を奪い取ろうとするなら、今までとはまったく違うザック・セイバーJr.を見ることになるだろう」と宣言した。
14日の両国のリングにはSANADAの他に鷹木信悟、海野翔太も登場。2人もザックへの挑戦を直訴した。そんなこともあり、この日の会見終了後にはザックがSANADAに対し「自分は歴代でもっともアクティブなIWGPチャンピオンになろうと思ってる。だから初防衛に成功した後は、すぐに次のビッグイベント、(11月4日の)大阪大会で防衛戦をやりたい。王座に挑戦したいヤツがあと2人いるけど、どうする?」と、SANADAに問いかけた。
結局、スタッフの提案でまさかのくじ引きで対戦相手を決めることに。鷹木と海野の写真が入った封筒が2通用意され、ザックとSANADAが同時に封筒をチョイス。ザックが鷹木を、SANADAが海野をそれぞれ引き当てた。ロンドンでザックが勝てば鷹木と、SANADAが勝てば海野と、その次の王座戦で戦うことも決定した。ザックは「ロンドンでは自分が防衛するので、鷹木との対戦が決定だね」と再び自信満々に話した。【千葉修宏】