<米総合格闘技:UFC311大会>◇18日(日本時間19日)◇米イングルウッド・インチュイット・ドーム
「ハイブレット」ことバンタム級ファイター中村倫也(29=アメリカン・トップチーム)が約11カ月ぶりの復帰戦でプロ初黒星を喫した。ONEチャンピオンシップでも活躍していた強打の持ち主ムイン・ガフロフ(29=タジキスタン)と同級5分3回に臨み、0-3(27-30×3)の判定負けを喫した。プロデビューから無傷の9連勝を挙げていたが、故障明けからのカムバック戦を飾ることはできなかった。
1回に大振りの右オーバーハンドを浴びて倒れた。インターバルでは「効いていない」とセコンド陣に問題ないことを伝えていた中村はノーモーションの左ストレートをヒットさせて反撃。しかし2回に再び右オーバーハンドを受けてダウン。最終3回にも同じ右を食らってよろめいた。得意のグラウンド勝負のシーンを演出したものの、印象の強い打撃を武器に攻めたガフロフに敗れた。
昨年2月、カルロス・ヴェラ(米国)戦で判定勝利したが、右拳を骨折。手術ではなく、保存療法での回復を目指して調整。約11カ月ぶりの以来のオクタゴン復帰だった。昨夏にはRIZINフライ級王者堀口恭司が在籍するアメリカン・トップチームで修行。堀口の背中をみながらトレーニングを重ねていた。
昨年12月にはアメリカン・トップチーム所属を発表。レスリング時代は17年のU-23世界選手権61キロ級を制覇。22年のROAD TO UFCバンタム級で優勝し、UFC3連勝中と着実に実績を積んでいた。年内のUFC同級ランキング入りも見据えて臨んだ25年初戦だったが。ガフロフの強打に対応しきれなかった。