<新日本:後楽園大会>◇3日◇東京・後楽園ホール
第1試合の「棚橋弘至ファイナルロード~継(つなぐ)」で、棚橋弘至(48)が陸上自衛隊出身の永井大貴(22)と対戦。永井がいきなりロープブレークの際に右チョップを“社長”に食らわせ、さらには髪の毛をつかんでからエルボーを見舞うなど、気後れせずに攻撃を繰り出した。
永井はその後、キャメルクラッチで捕獲されたがロープに逃げ、逆に串刺し低空ドロップキックや逆エビ固め、右の強烈な張り手をたたきこんで、恐れを知らぬ若手としての存在感を示した。
だが棚橋は逆に左の張り手を連続でお返し。最後は8分36秒、テキサスクローバーホールドでタップを奪った。棚橋はバックステージで赤く腫れた胸元を指し「永井の一発一発の動き、チョップに、一発でこんななるって。腕にしても、ロックアップにしても、全部、魂を感じました。レスリングのバックボーンはあれど、こんなね、怪物ぞろいの新日本プロレスの中で、永井がどうなるんだろうって思ってたけど、いや、心配なかったね」と笑顔を見せた。
さらに「あの気持ち、あの目、今日の永井を見たら、何も心配いらないから。今んところはね。このまままっすぐ行ってくれよ。こうしたヤングライオンとの試合1つ1つが、絶対大きな実を結ぶ。俺は信じてるから」と満足そうに話した。
一方、永井は試合後も「社長、ありがとうございました。俺のビンタ効いたっしょ? 明日も食らわせてやっから、待っとけ」と威勢の良さは失われていなかった。