【ボクシング】172センチ“大型ルーキー”中山慧大「稼いで親孝行したい」アマ実績キラリ

六島ジムの“大型ルーキー”中山(六島ジム提供)

ボクシングの六島ジムは10日、大阪市内のジムで“大型ルーキー”の加入を発表した。

東洋大3年時に全日本選手権のフェザー級を制した中山慧大(けいた、22)で複数のプロジムの誘いの中から六島ジムを選んだという。今月16日にB級のプロテストを受検するが、すでにデビュー戦も内定。4月13日に大阪市の住吉区民センターで韓国スーパーバンタム級8位キム・ジヨンとの54キロ契約6回戦が組まれている。

アマ戦績は53戦40勝(14KO・RSC)13敗。全日本以外に国体でも3度の準優勝とアマ実績が光る。172センチと長身の右ボクサーファイター。その身体的特徴を生かし、プロではバンタム級を主戦場とする。日常は63キロでバンタム級には約10キロの減量が必要となるが、「頑張ります」と力強く言った。

同ジムのIBF世界バンタム級王者・西田凌佑のスパーリングパートナーを務めたのが入り口となった。「すごい練習をするジムできつい。自分に甘えないようにと思うようになった」。なじみのない大阪をプロ人生の拠点に決めた。

中山の目標は明確だ。「チャンピオンになって有名になってお金をいっぱい持ちたい」。母廉子(ゆきこ)さん(52)の手ひとつで「あんたは自由にやりなさい」と育てられた。

佐賀・唐津市が地元だが高校は東福岡で、東京の東洋大からプロも大阪の六島ジムと親元を離れてボクシングにいそしんできた。それも母親のサポートのおかげ。「プロで稼いで親孝行したいです」と意気込む。

六島ジムの安東浩志トレーナーが、熱心な誘いで六島ジム入門にいざなった。安東トレーナーは「強みはパンチ力。右はめちゃ硬いです。倒せる、華があるボクサーにしたい」と将来性にも期待を寄せる。

六島ジムの枝川孝会長も「東京の大学から入ってくれる。何がなんでもチャンピオンにせなあかん」と意気込む。デビュー戦を無事に飾れば、2戦目にユースタイトル戦を計画する。中山は「今年中に何かしらのランキングに入る。強い相手を倒していく」と意気込んだ。【実藤健一】