<プロボクシング:フェニックスバトル129&DANGAN273大会>◇13日◇東京・後楽園ホール◇日刊スポーツ新聞社後援
ミドル級6回戦で、高校2冠の川渕一統(かずさ、20=ABC)がプロ2戦目で日本ランカーを撃破した。
22年全日本新人王で日本同級6位の時吉樹(24=横浜光)と拳を交え、ダウンの応酬の末に2回2分38秒、KO勝利を収めた。戦前予想をひっくり返した川渕は「オファーを聞いた時はやっぱりここはいくしかないと思った。すぐに自信に変わりました」と振り返った。これで日本ランキング入りも決めた。
1回、左ボディーからの右フックでダウンを先制したものの、左フックでダウンを奪い返された。「プロ初のダウンでパンチが見えなくてあせった部分もあった。でも会長やトレーナーから落ち着けと言われて、自分のボクシングスタイルを作り直した」。2回には左ストレートで2度のダウンを追加し、カウント途中での相手陣営棄権によるKO勝利となり「ずっと落ち着こうと思ったら、良いパンチが当たったので、ここはいくしかないと思っていきました」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
大阪・興国高時代に2冠を獲得し、大商大を中退し、キッズ時代から通うABCジムからプロデビューした。長兄の一誠(かずと)は錣山部屋、次兄の一意(かずま)は木瀬部屋で一意虎風のしこ名で活躍。「格闘一家」に生まれ育った川渕は「もっと有名になって注目される選手になりたい。まだまだ満足せずに上を目指して。必ずチャンピオンになります」と意欲を示していた。