那須川天心陣営「想定の範囲内」粟生トレーナーがモロニー公開トレ視察

シャドーで調整するモロニー(撮影・滝沢徹郎)

プロボクシング前WBO世界バンタム級王者ジェーソン・モロニー(34=オーストラリア)が18日、都内のジムで再起戦に向けて練習公開した。

24日、東京・有明アリーナで、WBOアジア・パシフィック同級王者那須川天心(26=帝拳)との同級10回戦を控える。同日の練習はシャドーボクシングを披露するなど軽めのメニューだった。那須川を指導する元世界2階級制覇王者・粟生隆寛トレーナー(40)が視察し「総合力の高い選手だと思う。調子がいいのではないですか。表情も良いですし。ただ想定の範囲内」と口にした。

武居戦ではサウスポー攻略に手を焼いているシーンがみられたが、粟生トレーナーは「そんなに苦手という意識を持たず、普通に戦わせる感じ。武居選手にはやりずらそうにしていたが、本当に対戦相手が強かったか、弱かったかだと思う。あんまり考え過ぎると狙いすぎて良い方向にいかないこともある。普通にやってきたことを出させて勝つこと」と自然体を貫いた。

17日にスパーリングを打ち上げて実戦トレを完了した那須川は18日から23日の前日計量まで体重調整に入るという。拳を交えるモロニーからは「ハードなファイト」になるとの試合予想が出ている。粟生トレーナーは「チームの願いは倒してくれることだが、モロニー相手に10回を戦って勝ちきれば自信にもなる。しっかりと周りを納得させるにはKOという形がベストだと思う。KOは流れなので。ただKOは狙いにいってできるものではない」と慎重な態度だった。