<プライムビデオ・ボクシング11大会>◇24日◇東京・有明アリーナ
前WBO世界バンタム級王者ジェーソン・モロニー(34=オーストラリア)が再起戦を飾れなかった。WBOアジア・パシフィック・バンタム級王者那須川天心(26=帝拳)との119ポンド(約53・9キロ)契約体重10回戦に臨み、0-3(93-97×2、92-98)の判定負け。24年5月、東京ドームで武居由樹(大橋)に敗れて王座陥落して以来、約9カ月ぶりのリングで連敗を喫した。
試合後の会見で、何度もため息をついたモロニーは「今、とても心が痛んでいる。とても大きなチャンスだったからこそ、勝てなくてとても残念だ。勝てたかもしれなかったし、自分の中では接戦だと思っていた試合。なかなか厳しい展開になり、負けたことは本当に残念だ」と振り返った。6回には右ストレートと打ち抜き、那須川をダウン寸前まで追い詰めた。7回には鼻から流血に追い込み、試合後の那須川の両目下は腫れていた。
モロニーは「ラウンドの中で良いラウンドもあった。ジャッジに魅力的な試合ができなかったのかもしれない。日本で試合できることはうれしいし、エキサイティングな試合をみせられたらと思う。また日本で試合がしたいし、チャンスがあるなら那須川選手との再戦も希望したい」とリマッチ実現を口にした。
最後にモロニー陣営からもジャッジの採点について不満がもれた。会見の最後で「日本のボクシング関係者は公平に見てくださっているが、今回のモロニーは勝てていたのではないかという印象がある。もっと厳しく採点をみていかないといけない。10-9というのはラウンドごとで得られる印象は変わる。ジャッジはもっと詳細にみていかないといけない。ダウンを奪えば2点減点だが、我々が取ったラウンドもあり、大きい差がついたラウンドもあったと思う。しかしポイントがついていなくて理解できない部分ある。ジャッジのみなさんの教育もしっかりしてほしい。このような不公平な採点がないことを祈りたい」と付け加えていた。