<プロボクシング:第30回WHO′NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT>◇1日◇東京・後楽園ホール
史上初の高校8冠を含むアマ12冠ボクサー荒本一成(25=帝拳)がプロデビュー2連勝を飾った。
東洋太平洋ミドル級8位で韓国同級王者のベク・ハソ(34=モンゴル)との74・0キロ契約体重8回戦に臨み、3-0(77-74×3)の判定勝利を収めた。試合開始から丁寧に左ジャブを突きながら果敢に打ち合うと、7回には左フックでダウンを奪取した。自身初の8回戦となったが。リングでは最後まで冷静だった。
荒本は「世界選手権でモンゴル代表として出ていた選手で知っていた。相手のパンチが硬かったし、ジャブでも効いていた。すこーんとやれることを警戒していた。合格点? かろうじてかな」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
昨年7月のプロデビュー戦では6回TKO勝利を挙げたものの、左眼窩(がんか)底を骨折。治療のブランクがあり、昨年11月から本格的な実戦練習に入った。約8カ月ぶりの復帰リングでダウンも奪い「1回倒せた。楽しかった。でももっといくところでいかなないと。連打を練習していければいい」と反省も忘れなかった。
最終調整中、WBC世界バンタム級王者中谷潤人(M・T)に挑戦した同級6位ダビド・クエジャル(メキシコ)を指導を担当するホセ・レイノソ・トレーナーに指導を受けるタイミングがあったという。過去に「カネロ」の愛称で人気の現3団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(メキシコ)を指導したレイノソ氏と所属ジムで対面し、左フックなど技術面のアドバイスを受けた。荒本は「カネロのような左フックまではいかなかった」と苦笑した。
これでミドル級の東洋太平洋ランキング入りも確実となる。同級を主戦場に戦い続ける荒本は「今年はまだ試合もやると思うので地域王座などを考えず、上位ランカーになることを目標にしたい」と決意を新たにしていた。