<ストロングスタイルプロレス:後楽園大会>◇13日◇東京・後楽園ホール
初代タイガーマスク佐山サトル率いるストロングスタイルプロレス(SSPW)後楽園大会の第5試合で、ジャガー横田&AZMと、タイガー・クイーン&野崎渚が対戦。ジャガーにサムソンクラッチで3カウントを奪われたクイーンが退場する際に自らマスクを取って正体を明かした。
その正体とは、日本人で初めて性同一性障害を公表したプロレスラーであるVENY(26)。バックステージで「VENYとしてのテンションと、クイーンとしてのテンションが全然違うから、ちょっと今どうすればいいのかなという感じなんですけど。3年半、タイガー・クイーンとして活動できた期間というのは私自身、とても実り多きもので。佐山先生からの直伝の教え、そしてジャガーさんからの教え、いつも隣で寄り添ってくださった日高(郁人)コーチ、本当にたくさんの方に感謝してもしきれないなと。クイーンとしての活動の期間を、これからはVENYとして生かして、これからも戦っていきたいなと思います」とホッとしたような表情で話した。
クイーンは佐山タイガーの動きを忠実に再現してきたことでも知られるが「目標とする方が偉大すぎて、見てるお客さまもその世代の方だったと思うので、少しでも名に恥じないように。とにかく練習、練習の期間があったんで。すごい言葉は悪いかもしれないですけど重荷だったかもしれないです」と振り返った。
VENYはクイーンとしての思い出について「デビュー当初の試合は、楽屋がなくて。(関係者にも見られないように)車で待機して、試合直前にそのまま入場って感じだったから。あの期間を乗り越えたら今後のプロレス人生で困ることないだろうなっていうくらい結構つらかったり。いろんな思いがあったので成長できました」と話し、今後VENYとしてSSPWのリングに上がる可能性については「またVENYとして(SSPWの)平井(丈雅)社長を誘惑しようかなと思ってます」と笑顔を見せていた。