ボクシングIBF世界ライトフライ級王者の矢吹正道(32=LUSH緑)が24日、超異例の2階級制覇へ名古屋市内の所属ジムで最終練習を公開した。
IBF独特のルールで同級王座を保持したまま、IBF世界フライ級王者アンヘル・アヤラ(24=メキシコ)に挑む。勝てば日本選手初の快挙。試合は29日に愛知県国際展示場で行われる。
矢吹は「順調という感じです」と柔和な笑みを浮かべた。ライトフライ級では試合の前に減量苦との戦いだった。リミット48・9キロ→50・8キロへ。この2キロがとてつもなく大きい。試合まで約1週間。現在の体重をリミットまで「あと4キロぐらい」と明かす。ライトフライ級では6キロもあった、この約2キロが精神的な余裕も生む。
スパーリングパートナーは元WBC世界フライ級王者クリストファー・ロサレス(30=ニカラグア)を招へいし、140ラウンド近くをこなした。「アヤラ選手は好戦的な選手。接近戦でもアウトボクシングでもどちらでも戦えるよう準備してきた」と話す。
矢吹は「次、勝たないと話にならない。フライ級で王者になって、おもしろい展開にしたいと思う」。フライ級では矢吹とは1勝1敗の寺地拳四朗(BMB)がWBA、WBCの王座を統一した。3度目の対戦の可能性を聞かれ、「それは流れですね」と否定せず。ライトフライ級のベルトを保持しての2階級制覇。その先にビッグマッチを見据える。